新規獲得の50%が口コミ経由!コミュニティを通じて、受講生との関係性をより親密に

SNSエキスパート協会 後藤真理恵さん 本門功一郎さん
企業・団体向けにSNSマーケティングの知識・方法を体系的に習得するための機会を提供する「一般社団法人SNSエキスパート協会」。同協会が実施する「SNSエキスパート検定プログラム」の合格者達が、検定受講後もオンライン上で継続して交流するためのプラットフォームとして導入している「coorum」の役割と効果について、代表理事の後藤 真理恵氏および理事の本門 功一郎氏にお話を伺った。
受講後も継続的に繋がれる場が欲しかった
――「coorum」を導入しようと思ったきっかけは何でしたか。我々が運営している「SNSエキスパート協会」の活動の一つに「SNSエキスパート検定」という、企業・団体向けのSNSマーケティングの知識や方法を習得するための検定プログラムがあります。
このプログラム内では、どの時代でも役立つ普遍的な内容を教えていますが、講義やテストという形式の性質上、業界内の最新情報や具体的な事例までを網羅して伝えられないことに課題を感じていました。
また、合格者の方からは「検定の合格で終わるだけでなく、合格後も講師の方と繋がれる場が欲しい」や「エキスパートの合格者同士で繋がれる場がほしい」といった要望を多くいただいていました。
そうした課題や要望がありながらも、なかなかフォローができていなかった折に、「coorum」の話を聞き、タイミングもニーズも合致していたため、導入することを決めました。
同じ悩みを抱くユーザー同士で学び合える場
――「coorum」を導入して、良かった点は何ですか。検定受講者が合格後も継続して繋がれる場を提供できる点です。 私たち協会側が主体となって情報発信することは大事ですが、それと同じくらい参加者同士が主体性を持って、情報共有や相談し合いながら学んでいくことも大事です。 なぜなら、一緒にプログラムを学んだ人同士だからこそ、理解できる部分があるからです。
SNSマーケティングについて、周囲に相談できる人がいないという悩みを抱えている担当者が多い中で、相談相手や勉強仲間を見つける場として、ここは最適だと感じています。
現在、北海道から沖縄まで全国各地から受講してくださる方々がいらっしゃいますが、地方在住の方々が受講後に地元に戻られてから孤独を感じずに学び続けられるのは、このコミュニティがあるおかげです。
実際にコミュニティでは、こちらから投稿を促さずとも、自発的に「こういう時はどうしていますか?」といった相談がユーザー同士で日常的に行われています。
ユーザーのためを思うことで、結果的に信頼に繋がっていく
――コミュニティを運営されている中で、心がけていることはありますか。コミュニティでは、公益性を大事にしています。 たとえば、ツール選定の相談を受けた際には、特定の製品に偏った内容や宣伝はせず、その方に最適な情報を提供するように心がけています。
そうした心がけの積み重ねが「商品を売り込まれる心配はない」という安心感を与え、結果的にSNSエキスパート協会やコミュニティの信用に繋がっていくと考えています。
そのおかげもあり、最近では新規申込みの50%以上が受講生からの紹介経由となっています。
また、コミュニティ内でネガティヴな内容が投稿されることもないので、信頼感を持って参加してくださっているんだなと、すごく手応えを感じています。
コミュニティ主体のイベントを開催できれば
――今後の展望を教えてください。「SNSマーケティングの正しい知識と安全な使い方を人々に啓蒙して、トラブルや炎上から人々を守る」というミッションを実現できるように、今後はより一層、ユーザー主体のより濃く学べる場にコミュニティをしていけたらと思います。
オンラインセミナーや勉強会など、ユーザー主体のイベントや講座がコミュニティ発で開催できれば嬉しいです。