ファンのエンゲージメント及び顧客体験の向上を目指し、coorumを導入。コミュニティを通してユーザー同士がコミュニケーションを取ることで、熱量の伝播・ファンの拡大を目的とし、ホノルルマラソンOHANAを運営中。
ホノルルマラソン日本事務局 導入インタビュー
アメリカ合衆国ハワイ州オアフ島ホノルル市で開催され、ベテランから初心者の方まで誰もが参加できるランナーの祭典である「ホノルルマラソン」。ファンのエンゲージメント及び顧客体験の向上を目指し、オンラインコミュニティ「ホノルルマラソンOHANA」を開設したホノルルマラソン日本事務局に、「coorum(コーラム)」導入を決めた背景と今後の展望を伺いました。
コロナ禍で現地に足を運びづらい状況でもオンラインで魅力を感じてほしい
―― まずはホノルルマラソンがどういった大会か、そしてどのような背景から「ホノルルマラソンOHANA」を立ち上げるに至ったのか教えていただけますでしょうか。2022年に50回記念大会を迎えるホノルルマラソンは、例年15,000人の日本人ランナーも参加する世界的にも著名で規模が大きい市民マラソン大会です。ホノルルマラソン日本事務局では、日本及びアジア地域における同大会のエントリー管理やマーケティングを担っており、ホノルルマラソンの魅力を発信しています。
オンラインコミュニティ「ホノルルマラソンOHANA」を立ち上げた背景には、コロナの影響で2020年大会の現地での開催を断念せざるを得なかったことがきっかけとしてあります。2021年大会は開催が決定していますが、渡航制限などもあり日本の方がハワイに行きづらい状況の中で、オンライン上でもホノルルマラソンの魅力を感じていただけるような場を作りたいと考えました。
―― コミュニティ施策にどのような事を期待されていたのでしょうか。
参加者の方同士が繋がり、お互いを尊重しあえるハートフルなコミュニティができることです。ホノルルマラソンの魅力の一つは「アロハスピリット」。大会当日に沿道から沢山の人が応援してくださる陽気で温かい雰囲気のように、コミュニティ上でもユーザー同士がティップスを教えあったり、ハワイでおすすめのカフェなどの観光情報も紹介しあったりするような温かい繋がりが醸成されることを期待していました。
ホノルルマラソンは7歳以上から参加可能で抽選や制限時間がなく、誰もが気楽に参加できる世界一開かれたマラソン大会です。大会開始前から関連イベントが開催されるなど、単に走って終わりの大会ではなく参加者同士が繋がり、一緒に盛り上がれる心地の良い大会です。だからこそ、参加者がオンライン上で繋がりを保つことができ、現地の熱量が参加できなかった人にも伝播するような活気溢れるコミュニティになればいいなと思い、coorumを導入しました。
業界随一の深い知見と手厚いサポート、信頼できる成功実績が決め手に
―― 複数サービスがある中でcoorum(コーラム)を選んだ決め手は何だったのでしょうか。coorumさんはコミュニティ施策を運営するにあたって必要なノウハウを沢山お持ちで、導入前からしっかりと我々に並走していただけると感じたことが一番の理由です。導入にあたって複数サービスを検討し、担当者と話をする中で、coorumさんは知見があり、サポートが手厚く最も心強いと感じました。また、他のコミュニティの成功事例が多く存在していることからも信頼できると考えました。
―― サービス導入後、施策の内容で良かったと感じる点があれば教えていただけますか。まずはポイント制度があってユーザーの熱量が可視化されていることがとても魅力的だと思います。ゴールドオハナ、シルバーオハナというように、コミュニティへの書き込みやログイン回数といったユーザーのアクションに応じてポイントが付与され、一定のポイントに達すると称号がランクアップする仕組みになっており、ユーザーは楽しんでコミュニティに親しめると感じます。大会のメダルだけではなく、オンライン上でコミュニティへの貢献度を称えることができ、参加者が一層盛り上がれる大会になると考えています。
また、今まで参加できなかった方がコミュニティからホノルルマラソンの温かい雰囲気や熱量を感じることで、ホノルルマラソンに参加するきっかけにもなると思っています。
―― 最後に、今後の展望を教えてください。2022年に50周年を迎え、長く愛され続けているホノルルマラソンを、この先も100年続く市民マラソン大会にしていきたいです。リアルな交流の場が少なくなっている中でも、コミュニティを通じて参加者の方の熱量が伝播しあい、オンライン上でもホノルルマラソンの魅力を感じていただけると良いなと思っています。