ブランドアンバサダーとは?アンバサダーを増やすメリットや選定のポイントを解説

2024-07-26 コラム

SNSが普及したことにより、自社の商品・サービスの魅力を発信することを目的として、ブランドアンバサダーを起用する企業が増えてきています。
企業の特性に合ったブランドアンバサダーを選定できれば、ブランド・サービスの認知向上やイメージ向上につながるでしょう。
本記事では、ブランドアンバサダーの概要や主な貢献内容、メリット・デメリットなどを解説します。
ブランドアンバサダーを選ぶ際のポイントも紹介するため、自社に合ったブランドアンバサダーを選定する際の参考にしてみてください。

ブランドアンバサダーとは

SNSが普及した昨今では、ブランドアンバサダーを起用する企業が増えてきています。そもそもブランドアンバサダーとはどのような人々を指す言葉なのか、アンバサダーマーケティングやインフルエンサーマーケティングの概要とともに詳しく見ていきましょう。

アンバサダーとは

アンバサダーとは、「大使」や「使節」という意味を持つ英単語です。ビジネスシーンにおいては、企業から任命されてブランドや商品、サービスの魅力を発信する人々を指し、ブランドアンバサダーや企業アンバサダーと呼ばれます。

企業の広告塔のような立ち位置となるため、商品・サービスのよさを広めてくれる心強い存在といえるでしょう。

企業の商品ブランドやサービスに関する好意的な情報を発信するため、アンバサダーに選ばれる人々は、商品やサービスに好意的な感情を持っていることが前提です。

そのため、必ずしも影響力のある有名人をアンバサダーに任命する必要はなく、商品やサービスの熱心なファンからアンバサダーを公募することもあります。ブログやSNSで商品やサービスに好意的な投稿をしているユーザーを、アンバサダーに任命する場合もあるでしょう。

近年ではさまざまな企業がアンバサダーを起用しており、ブランドアンバサダーの注目度は年々高まってきているため、自社に合ったアンバサダーを任命すれば大きなマーケティング効果が期待できます。

商品やサービスに関するキャンペーンやイベントを実施して、アンバサダーの熱量を高めれば、アンバサダーはより積極的に情報を発信してくれるでしょう。

アンバサダーは「オンラインアンバサダー」と「対面アンバサダー」の2種類があります。オンラインアンバサダーは、InstagramやX(旧Twitter)などのSNSやオンラインコミュニティで活動するアンバサダー、対面アンバサダーは展示会やPRイベントなどで活動するアンバサダーです。

従来のアンバサダーは対面アンバサダーが一般的でしたが、近年ではオンラインアンバサダーが主流になりつつあります。オンラインアンバサダーは国や地域を問わず活動できる点、対面アンバサダーはファンと顔を合わせて直接交流できる点が特徴です。

また、オンラインと対面の両方を組み合わせた手法をとっているアンバサダーも一般的になっています。

アンバサダーマーケティングとは

アンバサダーマーケティングとは、アンバサダーに商品やサービスの好意的な情報を発信してもらい、ブランドやサービスの認知度を高めたり、商品の購買を促したりするマーケティング手法のことです。

商品やサービスに好意的な人々をアンバサダーに任命するため、アンバサダーが発信する情報には説得力があり、情報を見た人々に商品やサービスのメリットが伝わりやすくなります。

アンバサダーマーケティングを実施する際の大枠の流れは、以下の通りです。

①具体的な目的と設定するKPI(目標達成に必要な指標)を明確にする

②自社商品やサービスに好意的なアンバサダーの選定

③アンバサダーの自発的な情報発信をサポート

モチベーションはアンバサダーの投稿頻度に影響するため、アンバサダーのモチベーションを維持し、ブランドや商品・サービスに魅力を感じ続けてもらえるような工夫を心掛けましょう。

アンバサダーマーケティングについてもう少し詳しく知りたい方は以下をご覧ください。

アンバサダーマーケティングとは?企業の成功事例・意味や定義を解説

インフルエンサーマーケティングとは

インフルエンサーマーケティングとは、有名人や著名人など強い影響力を持つ人を「インフルエンサー」として起用し、商品やサービスを宣伝してもらうマーケティング手法のことです。

主にSNSやブログで情報を発信するため、基本的にSNSのフォロワー数が多い人がインフルエンサーマーケティングに起用されます。従来の広告と比べると宣伝感が薄く、さまざまなユーザーに受け入れられやすい点が特徴です。

フォロワー数やフォロワー属性など、さまざまな要素を踏まえてインフルエンサーを選定する必要がありますが、自社と相性がよいインフルエンサーを見極められれば、商品やサービスの認知拡大および売り上げ向上が期待できるでしょう。

第三者を起用するという点ではアンバサダーマーケティングと同様ですが、両者には明確な違いがあります。インフルエンサーは「影響力の高さ」が重要視されますが、アンバサダーで重要な点は「商品やサービスに好意的であること」です。

アンバサダーマーケティングは、熱心なファンが自発的に情報発信することで商品購買を促す手法ですが、インフルエンサーマーケティングは、強い影響力を持つ人に商品やサービスの内容を拡散してもらう手法です。

そのため、インフルエンサーマーケティングは、一般的な新規プロモーションと本質的には変わりません。これらの違いから、アンバサダーマーケティングは「量より質」、インフルエンサーマーケティングは「質より量」を重視したマーケティングといえるでしょう。

また、アンバサダーマーケティングとインフルエンサーマーケティングを併用している企業もあります。両者の特性をよく理解し適切に実践できれば、企業の認知拡大に大きく貢献するでしょう。

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ブランドアンバサダーの主な貢献内容

企業に起用されたブランドアンバサダーは、主に以下のような活動で企業に貢献します。

  • SNSなどでの情報発信
  • SNSなどのコミュニティでの交友構築

それぞれの活動について、詳しく見ていきましょう。

SNSなどでの情報発信

ブランドアンバサダーは、企業やブランドへの理解を深め、SNSやブログなどで商品・サービスの情報を発信します。そのため、ブランドアンバサダーに適しているのは、もともと企業やブランドに対して好意的な人々です。

ブランドアンバサダーが企業やブランドをよく理解し、企業イメージに沿った情報発信をおこなえば、その想いに共感するロイヤリティの高いファンを獲得できます。

ロイヤリティの高いファンは商品を継続的に購入してくれるだけでなく、商品・サービスのよさを周りに広めてくれるため、企業にとって心強い存在です。

強い影響力があるインフルエンサーを起用したとしても、企業やブランドに思い入れがない状態ではロイヤルティの高いファンの心に響かない可能性が高いでしょう。そのため、ブランドアンバサダーによる情報発信は、長期的なファンの獲得につながる大切な活動といえます。

ブランドアンバサダーやロイヤルティの高いファンの意見を商品やサービスに取り入れれば、ブランド全体の質の向上・改善も期待できるでしょう。

SNSなどのコミュニティでの交友関係の構築

SNSやイベント、ファンミーティングなどに積極的に参加し、交友関係を築いてもらうのもブランドアンバサダーの活動の一つです。

従来のブランドアンバサダーは、展示会やPRイベントなど、オフラインで開催されているイベントへの参加が一般的でした。しかし、オフラインイベントの開催数が減少した昨今では、オンライン上のイベントやコミュニティへの参加が増えてきています。

SNSやコミュニティでさまざまなユーザーと交流するなかで、ブランドのよさをうまくアピールできれば、企業やブランドに好意的なファンを増やすことが可能です。

ブランドアンバサダーを複数人募集する場合、高い熱量を持ったファンがなかなか集まらない可能性は十分に考えられるため、ブランドアンバサダーになり得るファンを増やすことは大きな意味を持ちます。

ブランドアンバサダー自身が熱量の高いファンコミュニティを立ち上げれば、ブランドのイメージアップにもつながるでしょう。

オンラインコミュニティの作り方とは?人気を出すためのポイント

ブランドアンバサダーを増やすメリット

ブランドアンバサダーを増やすことで、以下のようなメリットが期待できます。

  • ブランド・サービスの認知向上が見込める
  • ブランド・サービスのイメージ向上につながる
  • ユーザーの声を拾いやすくなる
  • 費用対効果の高い発信ができる

それぞれのメリットについて、詳しく見ていきましょう。

ブランド・サービスへの認知が向上する

ブランドアンバサダーによる情報発信はSNSやブログでおこなわれるため、商品・サービスの情報を効率的に拡散させることが可能です。商品・サービスの好意的な情報が多くのユーザーに拡散されれば、ブランド・サービスの認知向上が期待できます。

マーケティングにおいて、ユーザーに認知されることは非常に重要です。まずは商品・サービスについて知ってもらわないと購買行動にはつながらないため、「認知」はユーザーが購買に至るまでの第一段階といえます。

影響力のあるブランドアンバサダーを起用すれば、今まで商品・サービスを知らなかったユーザーに認知してもらえる可能性が高まるでしょう。

ブランド・サービスのイメージ向上につながる

ブランドアンバサダーは商品・サービスの好意的な情報を発信するため、ブランド・サービスのイメージ向上につながる場合が多いです。ブランドイメージが向上し、企業そのものの好感度が高まれば、利益の向上にもつながります。

影響力のあるブランドアンバサダーを起用すれば、効果的にブランドイメージを向上させられるだけでなく、情報の信頼性も高まるでしょう。

ブランドアンバサダーを選ぶ際は、フォロワー数が多く、投稿頻度が高いユーザーがおすすめです。このようなユーザーはSNSでの情報発信に慣れているため、ブランドアンバサダーとして起用したあともイメージ向上に有効な発信をおこなってくれます。

また、アンバサダーのフォロワーは、すでに商品・サービスに興味がある場合が多いでしょう。そのため、企業が想定するフォロワーとターゲット層が合致しており、情報がターゲットに届きやすいというメリットもあります。

ユーザーの声を拾いやすくなる

ブランドアンバサダーを起用すると、ユーザーの声を拾いやすくなるというメリットもあります。ブランドアンバサダーはユーザーにとって身近な存在であることが多く、情報発信に対するエンゲージメント(いいねやコメントなど)が多い傾向にあるためです。

コメントへの返信を通して、ユーザーとの双方向のコミュニケーションが活発になれば、ユーザーの率直な意見を拾いやすくなります。

とくにロイヤリティの高いユーザーの声は、企業にとって大切な情報です。収集できたユーザーの意見は、商品・サービスの改善に役立てましょう。

費用対効果の高い発信ができる

アンバサダーマーケティングは、費用対効果の高い発信ができるメリットがあります。マーケティングにはさまざまな手法がありますが、テレビCMやWeb広告は広告費用がかかり、とくにテレビCMは高額な費用が発生しがちです。

一方、アンバサダーマーケティングで発生する費用は、アンバサダーに提供する商品・サービスの代金や配送料などで広告費用は一切発生しません。

高い影響力を持つ人を起用する場合は金銭報酬が発生することもありますが、それでも他のマーケティング手法と比較すると費用対効果は高めです。

アンバサダーに報酬を支払う場合は、「アンバサダーによって発生した売り上げベース」か「情報発信をおこなった投稿数ベース」のどちらかで報酬が設定されます。

アンバサダーのモチベーションアップに期待して報酬を設定する場合は、どちらのパターンを採用するべきかよく検討するようにしましょう。

また、自社のターゲット層に近いブランドアンバサダーを起用すれば、ユーザーの率直な意見として情報が発信されるため、広告臭の少ない宣伝が可能になります。

新規顧客はもちろんのこと、既存顧客からも共感を得られるため、自然な形で購買行動に促せるでしょう。

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ブランドアンバサダーを増やすデメリット

ブランドアンバサダーを増やせば多くのメリットを受けられますが、メリットだけでなくデメリットも少なからず存在します。

  • 企業の特性に合ったアンバサダーの確保が難しい
  • アンバサダーの影響力に依存する可能性がある

アンバサダーマーケティングを実施する際は、デメリットもしっかりと把握しておきましょう。それぞれのデメリットについて、詳しく解説します。

企業の特性に合ったアンバサダーの確保が難しい

アンバサダーマーケティングを成功させるには、企業の特性に合ったブランドアンバサダーを起用する必要があります。そのためには、少なくともブランドや商品、サービスに好意的な人物でなければなりませんが、この条件を満たすアンバサダーの確保は簡単ではありません。

どのような手段でアンバサダーを探したとしても、適切なアンバサダーの確保には手間と時間がかかります。

また、アンバサダーがどのように情報を発信するのかによって、自社商品・サービスの評価も左右されるため、企業の特性に合っているかどうかを、普段の投稿をはじめとするさまざまな観点から判断する必要があります。

SNSやブログの運用方法だけでは判断が難しい場合は、直接会って会話を交わすと判断しやすいかもしれません。

企業の特性に合っていないアンバサダーを選んでしまうと、満足なマーケティング効果を得られない可能性が高いため、アンバサダーマーケティングにおいてブランドアンバサダーの選定は非常に重要なポイントです。

アンバサダーの影響力に依存する可能性がある

アンバサダーマーケティングは、ブランドアンバサダーの投稿による情報発信が主体となるため、マーケティングの効果がアンバサダーの影響力に依存する可能性があります。熱心なファンをアンバサダーに起用した場合、強い影響力がある有名人やインフルエンサーと比較すると、どうしても訴求範囲に差が生まれてしまうためです。

新規ユーザーに商品・サービスを認知してもらうには、より多くのユーザーに投稿を見てもらわなければならないため、なるべくフォロワー数の多いアンバサダーを起用するといった工夫は必要でしょう。

また、アンバサダー自身が商品・サービスへの興味を失ってしまう可能性もゼロではありません。

アンバサダーマーケティングは、アンバサダーの高い熱量によって成り立っているといえるため、このような事態に陥るとマーケティングそのものに影響が及ぶ場合があります。リスクヘッジとして、アンバサダーは複数人起用しておくとよいでしょう。

ブランドアンバサダーを選ぶポイント

自社商品・サービスに合ったブランドアンバサダーを選ぶには、以下の6つのポイントを意識する必要があります。

  • 自社の商品やサービスへの理解や共感があるか
  • イメージが自社に合っているか
  • 影響力がありそうか
  • 炎上などのリスクが低いか
  • 投稿に対する反応数が多いか
  • 自社の商品やサービスへフィードバックしてくれるか

適切なアンバサダーを選べるかどうかによって、アンバサダーマーケティングの成否が大きく左右されるため、アンバサダーの選定は慎重におこないましょう。それぞれのポイントについて、詳しく解説します。

自社の商品やサービスへの理解や共感があるか

ブランドアンバサダーを選ぶ際は、自社の商品やサービスへの理解や共感がある人物であることが前提です。アンバサダーマーケティングでは、ロイヤリティの高いファンの獲得も大切なため、このようなファンの心に届くような情報発信が求められます。

商品やサービスへの深い理解がある人物であれば、商品やサービスの魅力を強い説得力を持って伝えられるでしょう。商品やサービスの魅力が伝わり、共感するユーザーが増加すれば、ロイヤリティの高いファンの獲得にもつながります。

影響力のみを意識して、フォロワー数は多いものの自社の商品やサービスへの理解が浅い有名人やインフルエンサーを起用した場合、新規顧客の獲得は可能ですが、ロイヤリティの高いファンを増やすことは難しいでしょう。

ブランドアンバサダーを選ぶにあたって、フォロワー数の多さが重要な要素なのは間違いありませんが、その一点のみに囚われるのではなく、さまざまな要素を踏まえたうえで選定するようにしてください。

イメージが自社に合っているか

ブランドアンバサダーは、イメージが自社に合っているかも大切なポイントです。自社の商品やサービスへの理解がある人物だったとしても、ブランドのイメージに合っていなければ十分なマーケティング効果を得られない可能性があります。

ブランドイメージに合ったアンバサダーを起用すれば、自社のブランドイメージを正しく伝えることが可能です。

アンバサダーのイメージは投稿内容からある程度推測できるため、ブランドのイメージや自社のターゲット層と合致しているかどうかを必ず確認しましょう。

とくにアパレルや化粧品はブランドイメージが重要となるため、ブランドイメージを壊さないようなアンバサダーを選ぶことをおすすめします。加えて、ブランドアンバサダーは自社ブランドのターゲット層に近い人物を選ぶとよいでしょう。

たとえば、女性向けの化粧品を展開している企業が男性に人気のあるアンバサダーを起用した場合、本来のターゲット層に情報を発信できず、効果的なマーケティングを行えなくなってしまいます。

性別や年代などさまざまな属性を踏まえたうえで、自社に合ったイメージを持つアンバサダーを選ぶようにしましょう。

影響力がありそうか

自社の商品やサービスへの理解があることが前提ではありますが、ブランドアンバサダーを選ぶ際は影響力があるかどうかも大切なポイントです。

基本的には、フォロワー数が多ければ多いほど影響力も高くなります。フォロワー数の多い人物をブランドアンバサダーに起用すれば、より多くのフォロワーに商品やサービスを訴求可能です。

フォロワー数が多い人物は情報発信自体に慣れている場合が多いため、高い熱量を持って魅力的な情報を発信してくれるでしょう。

炎上などのリスクが低いか

ブランドアンバサダーが情報を発信するSNSは、拡散力の高さゆえによい情報も悪い情報もすぐに広がってしまうという特徴があります。そのため、投稿内容やコンプライアンス違反が原因で炎上に発展する可能性はゼロではありません。

アンバサダーが炎上すると、アンバサダー自身のイメージが悪くなるだけでなく、起用した企業のイメージまで悪くなってしまう場合もあるため、炎上リスクが低いかどうかもアンバサダー選定の判断基準に入れておきましょう。

炎上リスクの判断に関しては、候補者の過去の投稿を確認することをおすすめします。自社商品やサービスに関係ない投稿だったとしても、その投稿を不快に感じたユーザーは、アンバサダーが紹介する商品やサービスによい印象を抱かないためです。

過去の投稿内容に問題となり得る発言がないかを確認し、フォロワーの属性や親交のあるユーザーの投稿内容も踏まえたうえで判断しましょう。

投稿に対する反応数が多いか

アンバサダーマーケティングを実施したとしても、アンバサダーの情報発信がロイヤリティの高いファンの獲得や、商品・サービスの購買促進につながらなければ意味がありません。アンバサダーを選ぶ際は、投稿に対する反応数の多さにも注目しましょう。

フォロワー数の多さはもちろん大切ですが、フォロワー数が多いにもかかわらずコメントやいいねが少ない場合は、フォロワーを購入している可能性があります。購入したフォロワーは「中身がないフォロワー」のため、ファンにはなり得ません。

フォロー数がフォロワー数より多い場合は、フォローバックでフォロワーを獲得している可能性もあるでしょう。このような場合、フォローバックしたユーザーはその人物の投稿に興味がない場合が多いです。

投稿に対する反応数が多いかどうかを判断するには、「エンゲージメント率」と呼ばれる指標を参考にするとよいでしょう。エンゲージメント率はSNSを活用するマーケティングでよく用いられる指標であり、「投稿に対する反応数÷投稿の表示回数×100」で算出されます。

また、ファンと積極的にコミュニケーションをとっているかどうかもあわせて確認しておきましょう。ブランドアンバサダーには企業とファンの橋渡しとしての役割もあるため、ファンとの双方向のコミュニケーションが大切です。

ファンからのコメントを丁寧に返している人物であれば、アンバサダーとして企業にとって心強い存在となるでしょう。

自社の商品やサービスへフィードバックをしてくれるか

ブランドアンバサダーは、基本的に広告塔として企業と長期的に付き合っていくことになります。そのため、自社の商品やサービスへ積極的にフィードバックをしてくれるような、高い熱量を持ったアンバサダーの起用がおすすめです。

活動に精力的なブランドアンバサダーであれば、インタビューやモニターに応じてくれる場合もあるでしょう。

アンバサダーからの消費者目線のフィードバックは、企業目線では気づけない改善点であることが少なくないため、商品やサービスの改善に大きく貢献します。商品やサービスがよりよいものになれば、新規ファンの獲得にもつながるため、ブランドの成長にもつながるでしょう。

なお、アンバサダーからのフィードバックは必ずしも好意的な内容ばかりとは限りません。現状の商品・サービスに対する否定的な意見だったとしても、真摯に受け止めてできる限り商品・サービスに取り入れていく姿勢が大切です。

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ブランドアンバサダーを増やすためにcoorumを活用しよう

ブランドアンバサダーは、企業の商品・サービスの情報を発信する広告塔のような存在です。自社に適したブランドアンバサダーを起用できれば、ブランド・サービスの認知向上、イメージ向上などのさまざまなメリットを受けられます。

また、アンバサダーマーケティングは費用対効果の高い発信が可能なため、数あるマーケティング施策のなかでも費用面でのハードルが低い手法です。

自社のイメージに合ったブランドアンバサダーを起用できれば、最小限の費用で効果的なマーケティングを実現できます。フィードバックを取り入れ、商品やサービスを改善すれば、自社ブランドの成長にもつながるでしょう。

企業にとって心強い存在であるブランドアンバサダーを増やすためにも、自社の商品やサービスによい印象を抱いている、ロイヤリティの高いファンの獲得を目指してみてください。

ロイヤリティの高いファンを増やしたい場合は、ロイヤル顧客プラットフォーム「coorum(コーラム)」の導入がおすすめです。

coorumはコミュニティ運営と顧客分析機能を備えており、顧客と継続的なコミュニケーションが取れるオンラインコミュニティを開設できます。オンラインコミュニティはノーコードで開設できるため、専門的な知識を必要としません。

企業と顧客が交流できるような施策を実施すれば、継続的なコミュニケーションのなかで顧客のロイヤリティを上げることが可能です。コミュニケーションを通して得た顧客の意見やアイデアは、商品開発やプロモーションに活用できます。

ロイヤル顧客の行動特性を顧客単位で分析することも可能なため、分析結果を活用すれば売り上げ拡大に向けた新たな施策を見出すこともできるでしょう。

効率的にロイヤリティの高いファンを増やしたい場合は、ぜひcoorumの導入をご検討ください。

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株式会社Asobica cxin編集部。
コミュニティやファンマーケティングに関するノウハウから、コミュニティの第一人者へのインタビュー記事などを発信。

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