ファンコミュニティの意味とは?導入事例やメリットなどもあわせて解説

2024-05-23 コラム

顧客の継続的な購入やロイヤリティの向上についてお悩みはありませんか?ファンコミュニティを形成することが、企業が抱える問題の解決の糸口となるかもしれません。

本記事ではファンコミュニティを導入するメリットは何か、導入する時に必要なものは何か、基本的な知識から、どんな企業がファンコミュニティをつくっているのかといった応用事例までをお伝えしていきます。

ファンコミュニティとは?

ここでいう「ファンコミュニティ」とはSNSやネット上に形成される、サービスや商品、ブランドに対してのファン集団のことを指します。ファンコミュニティでは、ファン同士の交流やファンと企業の交流などが行われます。主催者が一方的に情報を発信するだけではなく、ファンからも情報を発信できることがファンコミュニティの大きな特徴です。

主催者からはファンと交流できる場として重要視されており、参加者からは自分の大好きなブランドに関わることができる場所として人気を集めています。

ファンコミュニティの目的

各企業がファンコミュニティを作る目的は、企業に対して強い関心があるユーザーの声を把握するためです。

商品やサービスは企業と消費者で観点がズレていることがあり、企業側が努力を重ねて改良した部分を消費者から評価されていなかったり、企業側が注目していない部分に消費者が不満を感じていたりするケースも多いため、ユーザーの声を把握することは重要なことなのです。

ファンマーケティングとは?メリットや戦略、成功事例を紹介

SNSマーケティングとの違い

今の時代、様々な企業が自社の商品やブランドで、TwitterやInstagramなどのSNSを開設し、投稿することでファンとコミュニケーションを図っています。

 SNSは拡散力が強く、今まで知らなかった人たちに対してリーチできます。つまり新規顧客を獲得することを得意としています。 ただ、SNSは商品やブランドからファンへの一方通行のコミュニケーションになりがちで、 双方向のコミュニケーションが難しく、継続的な接点を持ち深い関係を醸成しづらいと言われています。

 一方でファンコミュニティは拡散性は高くないものの、企業側とファンとのコミュニケーションが生まれるだけでなく、 同じ価値観を持った人たちが集まることでファン同士のコミュニケーションも活性化し、商品やブランドに対する熱量が高まる傾向にあります。コミュニケーション量が増えると、ロイヤリティが高くなりファン作りをうまく推進することができます。

またSNSは日々様々な投稿がされる中で、情報が流れやすい特徴がありますが、ファンコミュニティはファンの意見や声を蓄積することができ、 意見や声をもとにマーケティング施策等に活かすことができます。

様々な企業が自社の商品やブランドで、TwitterやInstagramなどのSNSを開設し、投稿することでファンとコミュニケーションを図っています。

SNSは拡散力が高く、今まで知らなかった人たちに対してリーチできるため、新規顧客を獲得することを得意としています。

SNSとの違いは? 顧客の声が多く集まり蓄積されるファンコミュニティ
SNSとの違いをご紹介!似た施策と思われがちですが、SNSとコミュニティでは施策の目的が異なります。詳細はこちら。
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ファンコミュニティの種類は2つ

ファンコミュニティとは、会員制のオンラインコミュニティです。構築の方法はファンマーケティング支援に取り組むプラットフォーム、もしくは自前でのファンコミュニティサイト開発の2種類あります。

両者の違いはサービスの利用料金を負担するかしないかで、自社でコミュニティを構築する場合、ユーザーは無料で利用できる場合も多く、参加者の範囲は広がるのが特徴です。

ここでは、ファンコミュニサービスとファンコミュニティサイトそれぞれの特徴を解説します。

ファンコミュニティサービス

多くの芸能人やインフルエンサーが愛用している、ファンコミュニティ専用のプラットフォームがファンコミュミティサービスです。

ファンは利用料を支払いコンテンツや主催者との交流を楽しみますが、なかには無料で利用できるサービスもあります。

従来のファンクラブと似ていますが、大きな違いは主催者との双方向の交流ができる点です。ミュージシャンや作家、インフルエンサーとのディスカッションや、ユーザー同士で交流を図れます。

SNSのような企業からの一方的な発信に捉われず、ファンとの間に継続的な接点を持てるほか、深い関係の構築にもつながります。

ファンコミュニティは自前でも作れますが、リソースやノウハウの不足によって実現が難しい企業もいるのが現状です。

ファンマーケティングの支援に取り組む企業が提供するプラットフォームを活用した方が、手軽にすむのは間違いありません。弊社の「coorum」を通じてファンコミュニティを開発し、運営に成功した企業も数多く出ています。

ファンコミュニティサービスとは?導入のメリットや成功事例を紹介

ファンコミュニティサイト

企業が構築した自社のファンコミュニティ用サイトのことで、プラットフォームの利用と違って手数料が発生しないため、ファンも無料で利用できるケースが多いのが特徴です。

ファンコミュニティはSNSのようなライトな関心を持つ層から、企業や商品のコアなファンまで様々です。熱心な関心を持つ層から友人に誘われて参加した程度の、興味がそれほどない層との間での意見交換が実現します。

コアファンに特化したコミュニティを形成すると、交わされる会話が特定のテーマに限定され、他のユーザーを寄せ付けない排他的な環境になりかねません。

コンテンツの種類は様々ですが、主だったものをあげると、「ファン同士が交流できる掲示板」「商品へのレビューや口コミの投稿」「モニター調査」などがあげられます。

コメントやコンテンツの投稿などコミュニティ内で活発な動きをした者に、ポイントを付与したりお試し商品を提供したりのように特典を用意するパターンもあります。

コミュニティサイトとは?作り方や運営のポイントを解説

ファンコミュニティを導入した企業の例

ファンコミュニティを導入しているのは、どういった企業でしょうか?ここからは、企業の例を紹介していきます。

株式会社カインズ

株式会社カインズは、ホームセンターチェーンの経営をメインに行う会社です。DIYを楽しむ顧客同士がオンラインとオフラインでつながるコミュニティ「CAINZ DIY Square」 を2021年に開設し、わずか1年で活性化を実現しています。

コミュニティサイトは、顧客が店舗でのワークショップに参加したあと、作った作品の活用などをシェアし合うオフラインの交流場所として利用されているのが特徴です。

DIYのやり方がわからない場合にはコミュニティで発信することで回答を得られ、作ったDIY作品を投稿することで「いいね」などのコメントを付けてもらえるなど、活発な交流が行われています。

コミュニティの盛り上がりを後押ししているのが、ワークショップというオフラインの場で顧客同士が出会えることです。オンラインで交流していた参加者と偶然ワークショップで出会うなど、オンラインとオフラインのつながりがサイトの活性化を促進しています。

導入事例インタビューはこちら▼
DIYをライフスタイル(生活文化)に!カインズが取り組む「コミュニティ」の導入背景と展望とは

顧客体験とロイヤリティを高める、カインズのファンコミュニティの5つの機能を大解説!

サッポロビール株式会社

サッポロビール株式会社が運営するオンラインコミュニティ「ヱビスビアタウン」は、オープンから半年ほどで会員数が7万人以上になりました。

会員数を伸ばせた要因は、構想時から自由な場を目指してきたためです。ヱビスビールの話しかできないわけではなく、ビールを飲んでいない瞬間も含めて、気軽に投稿して会話ができるコミュニティであることが、会員数増加という成果につながりました。

SNSだけではコミュニケーションの一方通行感は否めないと感じ、よりオープンで仲間同士のコミュニケーションが発生しやすい場を立ち上げたいと感じたことが、コミュニティ設立のきっかけです。

今後の展望としては、飲食店とのつながりを強め情報を蓄積することで、「お店探しができたり、飲食店側の方が活用できたりするようなコミュニティにしたい」としています。

導入事例インタビューはこちら▼
ファンが集い語らう街「ヱビスビアタウン」で本音が聞ける理由と運用のポイント

京セラ株式会社

京セラ株式会社が運営している「TORQUE STYLE」は、「TORQUEの仲間に出会える」をコンセプトにしています。TORQUEの愛用者が集い、いっしょに語り合うことでTORQUEをより好きなってもらう場にしたいと考えたためです。

コミュニティ設立前は、アンケートで収集した意見や改善要望をアップデート内容に盛り込む以外の活用方法がありませんでした。そのため、乱立していた既存メディアとともに集約し、効果的に運営できるコミュニティを作りたいと感じたことが設立のきっかけです。

顧客同士のコミュニティの場「TORQUEチャット」では、1つの投稿に20~30ほどの返信がつくこともあり、活発な交流がなされています。顧客の要望に応えて実施した、「壁紙倉庫」という企画も好評でした。

素早い情報発信を継続し着実に会員数を増やしていきながら、顧客の声に耳を傾け会員が心地よく楽しく過ごせるようなコミュニティを目指すことを、今後の目標として掲げています。

導入事例インタビューはこちら▼
コミュニティにメディアを集約してお客様との交流に注力。仲間に出会える「TORQUE STYLE」

株式会社八天堂

昭和8年創業の和菓子を販売している株式会社八天堂もまた、ファンサイトを運営しています。八天堂では集まったファンの中からモニターを募集して、商品レビューを書いてもらうことで、新商品の開発を行っています。

顧客の味の好みや、食感の好み、パッケージの好みなどの情報を徹底的に分析し、商品を制作することで、多くの和菓子好きから高い評価を得ています。

株式会社鈴木ハーブ研究所

ハーブ由来の肌ケア商品などを取り扱っている株式会社鈴木ハーブ研究所は、ファンサイトにてユーザー同士の交流を促進しています。ファン一覧ページを用意し、1人1人の詳細ページにSNSやブログへのリンクを設置しています。

そのほか、女性ユーザー男性ユーザー問わず、ケア商品のモニターを募集するためにファンサイトを活用しています。モニターから集めた口コミはすべてサイト上で一般公開されており、どなたでも商品の口コミを確認できるようにしています。

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ファンコミュニティ導入のメリット

ファンコミュニティを企業が導入するメリットは多く、商品開発やサービス改善の方向性を軌道修正をする良いきっかけになります。以下では代表的な3つのメリットを紹介します。

サービスの改良ポイントを把握できる

企業が利益を出すためには消費者が本当に求めている商品やサービスを提供する必要があります。

消費者が求めているものを知るためには、データ分析を行うことが一般的ですが、これだけでは「ユーザーはこのように考えているのではないか」という仮説を立てることしかできません。

一方、ファンコミュニティではユーザーを集めてディスカッションをしたり、ファン同士のやりとりを見たりすることで、率直な意見を集めることができます。

ファンにしか知り得ないサービスの魅力を知ることができる

ファンからの意見をもとに、企業側が気が付いていない商品の魅力やサービスのメリットを知ることができます。

企業目線では気が付かない、ファン目線ならではの長所を知ることで、広告で本当に宣伝するべきポイントや、反対に商品の改良するべきポイントが見えてきます。

実際にサービスを日常的に使っている消費者だからこそ感じている魅力や、他社ではなくあなたの会社のサービスを選ぶ理由は企業にとって価値の高い情報となります。

ファン同士の交流も深まる

企業とファンの間だけではなくファン同士の交流も深まることで、顧客が別の企業へ流れにくくなります。なぜなら、ファン同士が交流を深めることで企業への愛着が増すためです。

顧客があなたの会社を利用する平均継続期間を伸ばすことができれば、顧客1人あたりが企業にもたらす売上(LTV)は上昇します。

LTV(ライフタイムバリュー)とは?注目される理由や向上に役立つ施策を紹介

ファンコミュニティ導入のデメリット

ファンコミュニティは成果が出るまでに1年単位の期間が必要なこと、適切な管理・運用のためにリソースを投じる必要があることがデメリットです。

成果を出そうと焦ると、かえってユーザーの離脱を招きかねません。ファンの視線に立っていかに居心地がよい環境を作ったり、良質なコンテンツを提供し続けたりする努力が求められます。

また、万一トラブルが生じた際の事態の迅速な収拾を図るため、コミュニティマネージャーと呼ばれる専任の人材を調達する必要性があります。

長期的に取り組む必要がある

ファンコミュニティを構築しても、一朝一夕で効果が出るものではありません。参加者の活動・交流が活発化して軌道に乗るまでには、年単位の時間を必要とします。

基本的に、コミュニティの開設直後に新規ユーザーが殺到するのは考えにくいことです。サイト内に良質なコンテンツが蓄積し、既存の参加者による良い評判が広がるとユーザーが増加します。

数値として成果が現れるまでには、地道な運用が求められます。いち早く効果を得たいからといって、利用料の値上げや有料コンテンツの導入など、利益目的と捉われかねない施策の実行はおすすめできません。

企業や商品の有益な情報を楽しみにしていたユーザーが、しらけてしまうためです。ファン目線で地道に運用していくことが、ファンコミュニティで成功を収める上で重要です。

コミュニティがある程度の規模に達せば、当初は無関心に近いユーザーも、熱心なファンの投稿に触発される可能性もあります。

管理・運用を行うリソースが必要

コミュニティ内で問題が起こったときには、速やかに収拾する必要があります。適切な対応ができないと企業や商品の信頼の低下、悪評につながるリスクも高いです。可能であれば、専任の担当者を置くのが望ましいでしょう。

ユーザー同士のトラブルを防ぎ、不適切な投稿やコメントを事前にはじくことが主たる役割です。

近年はコミュニティの運営や管理を担う、コミュニティマネージャーの仕事への需要が増しつつあります。コミュニティマネージャーは決して誰でもできる業務ではなく、高いコミュニケーション力やマーケティングの知識が求められます。

兼任ではなく、専任なのがポイントです。他のコミュニティ運営も担当しているとトラブルが勃発したときに、スピーディーに事態を収拾できない可能性が高いためです。

そのコミュニティに長い間所属し、愛着や信頼を感じている人物の抜擢を推奨します。適切な人材が見つからない場合は、人材育成や採用する必要があります。

ファンコミュニティを運営する上で大切な2つのこと

ファンコミュニティを運営する上では、絶対に意識すべきことがあります。いざ導入をしてみたものの失敗をしてしまったなんてことにならないように把握しておきましょう。

優良なファンを集める

コミュニティの立ち上げ時には、できるだけ多くの「継続的に企業の商品を複数種類購買しているファン」に集まってもらいましょう。新規ファンで知識が浅い人、企業の一つの商品しか購買したことがない人よりも、きちんと企業に対して向き合ってくれる熱狂的な方を集めた方が的確な意見を吸い上げることができます。

また、企業に対する想いが強いユーザーに限定することで、自然と「嫌がらせ」や「暇つぶし」目的のユーザーを除外することができます。コミュニティ内で悪質な勧誘、商品やサービスへの批判、ファンへの嫉妬や嫌がらせなどが発生してしまうと運営が難しくなってしまいます。

コミュニティを閉鎖的なものにすることはあまり良いことではありませんが、開始時は少数精鋭からスタートするべきでしょう。

ファンからの共感を得られるコミュニティを作る

継続的にファンコミュニティに参加し続けてもらうためには、共感を得られるコンテンツを定期的に作る必要があります。

ファンコミュニティは、一定数のアクティブユーザーがいなくては上手く機能しません。熱心なファンだから、何もしなくても企業のために活動をしてくれると甘んじるのではなく、ファンにとって嬉しいイベントや、お得なキャンペーンを開催しましょう。

なぜ、ユーザーがコミュニティに参加してくれるのかを逆算的に考え、ファンを飽きさせないイベント、コンテンツを配信してみてください。

弊社ではファンコミュニティを構築するご支援をしております。そのなかでファンを巻き込み、事業貢献に取り組んだ事例のインタビューコンテンツがありますのでよろしければご覧ください。

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ファンコミュニティ導入を進める流れ

ファンコミュニティの導入を進める際の基本的な流れは、次のとおりです。

  • 参加してもらいたいファンを想定する
  • コミュニティのプラットフォームを選定する
  • コンテンツの作成や企画設計を進める
  • ファンコミュニティの参加者を募る

各工程で具体的に何をすべきか解説します。

参加してもらいたいファンを想定する

「どのようなターゲット層が参加してくれそうか」「どの層のエンゲージメントが高いか」などから、ファンコミュニティに参加してもらいたい層を想定します。

ターゲットが明確になると、どのようなアプローチ手法が適切か、コンテンツにふさわしい内容は何かなどが明らかになります。

ファンコミュニティのターゲット決めで参考にしたいのは、カゴメの事例です。すでに継続的に取引がある顧客のみが対象のファンコミュニティを形成し、その特定の層に絞って施策を展開することで、企業やブランドへの愛着を深めることに成功しています。

コミュニティのプラットフォームを選定する

次に、ファンコミュニティを開設するプラットフォームを決めます。代表的な場所はウェブサイトやメールマガジンです。

ファンコミュニティサイトの構築はSNSマーケティングよりコストがかかりますが、ファンが集まる場所を作れるほか、カスタマイズも自由にできるのが利点です。

最新の情報や商品のお知らせを届けたいなら、メールマガジンの活用を推奨します。登録者はすでに企業の商品やサービスに魅力を感じている状態のため、解約を恐れず継続的な情報発信が可能です。

ただし、参加者同士のコミュニケーションの場にはならないため、コミュニティの構築が目的なら他の手法も合わせて取り入れる必要があります。

コンテンツ作成や企画設計を進める

ファンコミュニティを活性化につながるコンテンツを作成したり、イベントの企画・設計を行ったりする必要があります。

主なコンテンツはユーザーが自主的に疑問や不安を解消できるQ&Aや、コメントを投稿・返信できる掲示板、お楽しみコーナーの設置(ゲーム)などがあげられます。

サイトに訪問してもコミュニティとの関わり方や、楽しみ方がわからなければ即座の離脱を引き起こすため、ハウツー的なコンテンツの必要性は高いといえるでしょう。

LINEやSNSの返信のように、「いいね!」や拍手ボタンを設置するのも有効です。親しみがあるコミュニケーションが取ると、ユーザーの帰属意識や参加意欲は高まるでしょう。

ファンコミュニティへの参加者を募る

コンテンツの大枠が定めれば、いよいよコミュニティへの参加者を募りましょう。できる限り多くのファンを集めるのが良いですが、すでに商品を継続的かつ何種類も購入している層に絞った方が良いでしょう。

商品に対する知識が浅く一つしか買ったことがない人より、企業に対して真摯に向き合う信者を集めた方が、コミュニティの運営で参考になる意見をもらえます。

企業に対する思い入れが強いユーザーに限定することで、荒し目的の悪質な利用者を自然に除外できるのも利点です。ファン同士でトラブルが発生すると適切なコミュニティの運営が難しくなるため、最初の段階でスクリーニングをかけましょう。

ファンコミュニティ運営のポイント

ファンコミュニティの運営で失敗しないためのポイントは、コミュニティを通じて直接売り込みをかけないこと、ファンが何を求めているか把握した上で改善を行うことです。

コミュニティを営業の場にするのでなく、利益を重視せず、ファンの自然な口コミによる拡散を期待します。ファンの声に耳を傾け、ニーズに沿う形で改善をかけるのも重要なポイントです。

自分たちで良いと感じていても、ファン目線で満足しているとは限らないため、リサーチが必要です。

ファンコミュニティに売り込まない

多くの企業・ブランドが、ファンコミュニティからの収益の確保を急ぐあまりに、コミュニティの構築に失敗しています。ブログやSNSの運用と同じく、ファンコミュニティサイトの運用では長期的な視点が必要です。

注意するポイントは、決してコミュニティに売り込みをかけないことです。ファンベースマーケティングの第一人者である佐藤氏は著書の中で、『コミュニティに売るのでなく、コミュニティの外に売れ』と説いています。いいかえると、『ファンに売ってはいけない。ファンを通じて外に売れ』といった意味です。

簡単にいえば、優良顧客の口コミを通じて、新規顧客を獲得するべきだと解釈できます。熱狂的なファンを作ればその人たちが良い評判を広めてくれるため、集客に注力しなくても顧客の開拓が実現できます。

逆に、コミュニティに対して利益重視の施策を講じると「裏切られた」と感じ、今まで味方だった人たちが敵に変わるかもしれません。以上から、ファンコミュニティに売り込まないことを徹底しましょう。

ファンが喜ぶことを見つけ出し反映する

ファンミーティングやアンケートなどで「ファンが喜ぶこと」をリサーチし、ファンが何を望んでいるか把握して、フィードバックにつなげましょう。

まずは、時間をかけて傾聴の機会を設けることが重要です。リサーチを疎かにして自分目線で構築した施策は、往々にしてニーズから外れたものになりかねません。

具体的な施策の例としては、ファンが集う機会を設けて共感ポイントを聞き取る、ファンに対するアンケート調査やインタビューの実施、SNS上での商材に対する会話の収集・分析などがあげられます。

このとき、何を改善するかに注意しましょう。ファンになった理由に関わる部分を変えてしまうと、一般的には喜ばれません。

傾聴を通じて知るべきは、ユーザーはどのような価値観に共感し、ファンになったのかです。改善点を見つける際はファンの目線を出発点として、単なる奇想天外でやみくもな施策に陥らないように注意が必要です。

ファンコミュニティを導入するなら「coorum」

プラットフォーム型のファンコミュニティの構築を検討しているなら、弊社の「coorum」をおすすめします。

サイボウズやカインズ、NTT西日本などの大企業も導入しており、安心して使えるサービスです。

coorumは、以下の特徴を有しています。

  • ノーコードで簡単にコミュニティサイトの運用を開始できる
  • コミュニティに必要なあらゆる機能を標準で装備している
  • ユーザー行動の分析機能が豊富
  • 実績あるサポートメンバーによるコミュニティ活性化支援が受けられる

それぞれの特徴の、具体的な内容を解説します。

簡単にオンラインコミュニティを開始できる

オンラインコミュニティをノーコードで構築&編集できるため、簡単に施策の運用を開始することが可能です。

ユーザーのニーズは日々移り変わるため、様々な要望に柔軟に対応できるよう、エンジニアの知識がなくても簡単に編集や更新ができる仕様になっています。

メニューやトップ画像も含め、フルカスタマイズに対応でき、テキストやリンク、ボタンも更新したいときに即座に変えられます。

期間限定のキャンペーンバナーを設置したり、事業のフェーズに合わせて会員登録ボタンや投稿ボタンの大きさを変えたり、ブランドの世界観を押し出すためにボタンの色や設置場所を変更したりなど、顧客の熱狂度を高めるためには企業やブランドの世界観の表現が不可欠です。

サイトの第一印象はアクティブ数の増加や、投稿数の増大にもつながるとみられます。最適なUI/UXをプログラミングやデザインの知識がなくても実現できるのはcoorumの強みです。

コミュニティに必要なあらゆる機能を標準装備している

ファンのロイヤリティを高めるコンテンツの発信や、ブランドとファン、ファン同士のコミュニケーション機能が標準で備わっています。

フォーマットも充実しており、SNS風レイアウトやユーザーフォーラム型レイアウト、コンテンツ形式、ユーザーコメント&いいね付きなど、プロダクトの特性に応じてカスタマイズが可能です。

ポイントランク機能や寄せ書き、投票などユニークな機能が充実し、標準装備のまま楽しいコミュニティが実現します。

ログインの回数やユーザーのアクションに応じてランク付けできるランク制度は、盛り上がるコミュニティの構築に役立ちます。カスタマイズなしで、顧客ロイヤリティを向上させる機能が盛りだくさんなのは嬉しいポイントです。

トークテーマに関するセキュリティ機能も、標準で備わっています。テーマはユーザー側で自由に設定できないため、偏見や差別、暴力などにつながる話題を避けてみんなが気持ち良いトークが実現するでしょう。

運営サポートメンバーが常にコミュニティ内の動向を監視しており、問題のある投稿を発見したら運営に報告がいく、万全の管理体制を整えています。

ユーザー自身に投稿の削除を依頼しなくても運営側で危険な投稿を削除できるため、トラブルの勃発や拡大を未然に防げるのもメリットです。

コミュニティやユーザーの分析機能も搭載

coorumは分析機能も充実しており、「コミュニティでファンがどのような活動をしているのか?」「トレンドや課題は何か?」「LTV向上に相関のあるアクションは何か?」など定性的なデータでも、定量的な指標に落とし込んで分析が可能です。

顧客の行動を時系列ごとに整理する機能も備わっていて、セミナーへの申込完了・コンテンツの閲覧・コメントに対する返信・いいねといった、詳細な行動をわかりやすい状態で可視化します。

顧客の行動ログをコンテンツと紐付けてリアルタイムで分析でき、顧客に応じた課題が把握しやすく、解決に直結するサポートが可能といったメリットがあります。

ユーザーのお悩み解決が守りの分析だとした場合、集客や既存顧客の熱量アップにつながる責めの分析にもおすすめです。

反応が多いコンテンツを抽出して次の施策を考案したり、受けやすいコミュニケーションの取り方を把握したりなどにも役立ちます。

例えば、他の参加者からのリアクションが多いコミュニティのスターとも呼べる存在を発掘して、専用のシークレット部屋を設けるのもおもしろいかもしれません。

コミュニティ活性化のための支援内容

coorumを活用するとコミュニティ活性化~効果最大化フェーズまで、経験豊富なメンバーによる手厚い支援が受けられます。ファンコミュニティでは、居場所を提供すればユーザー同士で自然に盛り上がることはほぼ期待できません。

コミュニティの活性化を目指す上で、非常に重要な戦略やアクションの設計の段階から、お客様1人1人に伴走します。

弊社の支援チームは、定性・定量の両面において豊富な経験値を有しており、具体的で実効性のあるノウハウを提供できます。

ファンコミュニティサイトの成否は、運用実行力の可否に左右されるのが特徴です。弊社は今まで調達したすべての資金を、プロダクト開発およびメンバーの採用と育成に投資しており、万全なバックアップ体制を整えています。

担当者がお客様の状況を深く理解した上で、最後まで徹底的に伴走します。

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ファンコミュニティを活用して事業を盛り上げよう

ファンコミュニティの運営に成功にすれば、熱狂的なファンの支援によって集客に注力しなくても新規顧客を獲得できます。

自動的に顧客が増えていくため、最強のマーケティングツールと呼んでも間違いではありません。

ただし、成果が出るまでには長期的な運用が求められること、運用の監督役としてコミュニティマネージャーと呼ばれる専任のポジションの設置が求められることに、注意が必要です。

ファンコミュニティの運用の秘訣は、「利益重視に陥らない」「ファン向けに直接営業をかけない」です。ユーザーへの感謝の気持ちを胸に抱き、良質なコンテンツの提供や居心地のよい場所作りを心がけていれば、自然にファンは集まるでしょう。

弊社の「coorum」は、コミュニティに必要なあらゆる機能を標準で備えた利便性が高いプラットフォームです。実績あるコンサルタントによる活性化支援も受けられるため、コミュニティの運営で成功したいとお考えなら、ぜひご相談ください。

cxin

株式会社Asobica cxin編集部。
コミュニティやファンマーケティングに関するノウハウから、コミュニティの第一人者へのインタビュー記事などを発信。

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