ソーシャルリスニングツールとは?おすすめ分析ツール25選を比較

2024-11-20 コラム

ソーシャルリスニングツールとは、ソーシャルメディア(SNSやブログ、掲示板など)の情報を収集・分析するためのツールです。ソーシャルメディアの情報を収集・分析し、マーケティングやブランディングなどに活かしていくことを目的としています。ユーザーの意見を自社商品・サービスに取り入れたい場合に、導入を検討するとよいでしょう。

本記事では、ソーシャルリスニングツールの概要や導入で期待できる効果、ツールを選ぶ際のポイントを解説します。おすすめのツールについても無料と有料に分けて紹介するため、導入を検討する際の参考にしてください。

ソーシャルリスニングツールとは?

ソーシャルリスニングツールとは、SNSやブログ、掲示板、口コミサイトなどのソーシャルメディア上の情報を収集・分析するツールです。「ソーシャルリスニング」と呼ばれるマーケティング手法を実践する際によく活用され、分析した情報は、ブランドイメージの向上やマーケティングに役立てられます。

ソーシャルリスニングを行う際、これまではソーシャルメディアのユーザーの投稿を手動で検索・分析しなければならず、膨大な手間と時間が必要でした。しかし、ソーシャルリスニングツールの登場により、効率的にデータの収集・分析ができるようになりました。

ソーシャルリスニングツールは、投稿の収集・分析だけでなく、マーケティングに役立つさまざまな機能を備えています。詳細は後述しますが、ツールによってはインフルエンサーの選定や炎上対策なども可能です。

ただし、ソーシャルリスニングツールはその機能の豊富さゆえに、誰もが一朝一夕で扱えるようになるものではありません。ツールを使いこなすには、基本的な使い方だけでなく、収集したデータの分析・活用方法まで把握しておく必要があるでしょう。

ツールの価値を十分に発揮できるよう、ツールを導入する際は部署や社員に対して事前トレーニングを実施することをおすすめします。

ソーシャルリスニングが注目されるようになった理由

ソーシャルリスニングは、近年注目度が高まってきているマーケティング手法です。ソーシャルリスニングが注目されるようになった理由としては、以下の2つが考えられます。

  • インターネット・スマホの普及によりSNSが一般的になった
  • 口コミの影響が強まった

それぞれの理由について、詳しく見ていきましょう。

インターネット・スマホの普及によりSNSが一般的になった

インターネットやスマホの普及により、SNSを日常的に利用する人が年々増えていることは、ソーシャルリスニングの注目度が高まった大きな要因といえるでしょう。

多くの人がSNSを活用し、情報を発信・共有するようになったことで、商品・サービスに対する消費者の意見や反応が広がりやすくなったためです。このような背景により、企業は消費者の率直な意見を積極的に取り入れるようになりました。

消費者の声(VOC)には批判的な意見やクレームも含まれているため、商品・サービスの改善に役立てられる可能性があります。SNSや口コミの情報を収集できるソーシャルリスニングツールは、今後も重要視されるでしょう。

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口コミの影響が強まった

口コミの影響力が強まったことも、ソーシャルリスニングが注目を集める要因の一つです。SNSの普及により、消費者は簡単に商品やサービスの感想を共有し、また他者の意見を参照できるようになりました。

企業の公式発信では通常ネガティブな情報は控えられますが、口コミでは商品やサービスのポジティブな内容だけでなく、ネガティブな内容も率直に語られます。

このため、特にSNS上の口コミを信頼する人は多く、購買決定の重要な判断材料になっています。

実際、マイボイスコム株式会社の調査によれば、約55%の消費者が「商品・サービスの購入時に口コミを参考にする」と回答していて、この数字は、現代の消費行動における口コミの重要性を示しています。

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ソーシャルリスニングツールの導入で期待できる効果

ソーシャルリスニングツールを導入すると、以下のような効果が期待できます。

  • 消費者のリアルな声を収集できる
  • 競合や市場の調査ができる
  • 施策や広告などの効果測定ができる
  • 自社に適したインフルエンサーを見つけやすくなる
  • 風評被害や炎上などのリスク対策に役立つ

それぞれの効果について、詳しく見ていきましょう。

消費者のリアルな声を収集できる

消費者のリアルな声を収集できるのは、ソーシャルリスニングツールの大きな特徴といえるでしょう。SNSがまだ普及していない頃、消費者の意見を集める方法はアンケート調査が主流でした。

しかし、アンケート調査はあくまでも調査という名目で実施するため、回答者が身構えてしまう可能性があります。適当に回答する人も存在するため、回答の真偽を見極めるのも困難です。

一方、SNSへの投稿や口コミは消費者が自発的に投稿しており、良くも悪くも忌憚のない意見である可能性が高いです。

そのため、ソーシャルリスニングツールを活用すれば、高い信頼性のある消費者のリアルな声を収集できます。ネガティブな意見も内包した消費者のリアルな声は、商品・サービスや施策の改善に必要不可欠です。

競合や市場の調査ができる

ソーシャルリスニングツールは、消費者の声を収集・分析するだけでなく、競合環境や市場動向の調査も可能にします。このツールを活用し、市場の動向や競合他社の活動、消費者のニーズなどを把握すれば、その情報を新商品の開発やマーケティング施策の改善に役立てられます。

競合他社の動向をモニタリングすることで、自社のポジショニングを調整し、市場での優位性の維持につなげられるでしょう。

現在の市場動向を把握し、自社商品・サービスを競合他社と差別化したうえで、効果的なマーケティング施策を打ち出せれば効果的な調査ができているといえます。

施策や広告などの効果測定ができる

施策や広告はマーケティングにおいて欠かせないものですが、テレビCMや屋外広告では視聴数や視聴後の行動を正確に測定しづらい点が課題でした。しかし、ソーシャルリスニングツールであれば、消費者の反応を分析・数値化できるため、この課題を克服することが可能です。

SNSからのデータを自動収集する機能によって、キャンペーンや広告に対するSNS上の反響をリアルタイムで追跡・把握できるようになるため、施策や広告がどの程度の効果を発揮しているかを正確に測定できるようになります。

消費者の反応を数値化し、施策や広告のパフォーマンスを正確に評価できれば、マーケティング戦略の見直しを図る際に大いに役立つでしょう。消費者の動向をリアルタイムで捕捉できるため、即時的な改善を取り入れつつキャンペーンを行いたい場合にも有用です。

自社に適したインフルエンサーを見つけやすくなる

インフルエンサーに商品・サービスを宣伝してもらう「インフルエンサーマーケティング」は、SNSマーケティングにおける一般的な手法です。

ソーシャルリスニングツールによっては、自社に適したインフルエンサーを選定する機能が備わっている場合があります。例えば、後述する「Tofu Analytics」というツールの場合、AIが企業に適したインフルエンサーを特定し、自動でアプローチできます。

このような機能が備わったツールを活用すれば、自社に適したインフルエンサーを効率的に見つけ出し、効果的なマーケティングキャンペーンを展開しやすくなるでしょう。

風評被害や炎上などのリスク対策に役立つ

ソーシャルリスニングツールは、風評被害や炎上などのリスク対策としても役立ちます。ツールによっては、風評被害や炎上で投稿が急増した場合に、アラート通知してくれる機能が備わっているためです。消費者の意見を分析することで、炎上リスクを早期発見できる場合もあります。

万が一SNSで炎上してしまった場合、誹謗中傷や、ブランドイメージやマーケティングに悪影響を及ぼすリスクが高いでしょう。そのため、風評被害や炎上などのリスク対策ができる点は、ソーシャルリスニングツールの大きなメリットといえます。

ネガティブな投稿や否定的なコメントをリアルタイムでモニタリングし、迅速に対応できれば、自社のブランドイメージを守れるでしょう。

ソーシャルリスニングツールの選定・比較のポイント

ソーシャルリスニングツールの機能はさまざまです。ツールを選ぶ際は、以下のようなポイントを意識しましょう。

  • 分析したいSNSメディアへの対応状況
  • 分析機能の充実度
  • リスク対応機能の有無
  • SNSアカウント運用機能の充実度
  • 海外言語への対応状況
  • 顧客データ(性別・年齢など)属性の取得可否

それぞれのポイントについて、詳しく解説します。

分析したいSNSメディアへの対応状況

X(旧Twitter)やInstagramなど、分析したいSNSメディアへの対応状況を必ず確認しましょう。メディアと一括りに言っても、SNSやブログ、ニュースなど対応している媒体はツールによって異なります。

有料ツールの場合、主要なSNSを含む複数のメディアに対応していますが、特定のSNSに特化しているツールも存在します。

そのため、ツールを導入する際は分析したいメディアをあらかじめ選定し、それが網羅されたものを選ぶべきです。

どのメディアから収集するか決めかねている場合は、最低限Xが対象になっているツールを選びましょう。Xはテキストがメインなので、主要なSNSの中でも情報量が多いためです。

分析機能の充実度

分析機能がどの程度充実しているかは、ソーシャルリスニングツールを選ぶ際の重要な要素です。何を分析したいかで必要な機能は異なるため、ツールを導入する目的を明確にし、その目的達成に必要な機能を備えているツールを選びましょう。

なお、ポジネガ分析や収集した情報を数値化・グラフ化する機能は、多くのツールに搭載されている基本的な機能です。そのため、これらの基本的な機能があれば十分目的が達成される場合は、機能の充実度にこだわる必要はありません。

しかし、「影響力のあるインフルエンサーを発掘したい」「一般消費者のセンチメントを分析したい」などの要望に応えられる機能が備わっているツールは限られるため、ツールの機能をしっかりと確認することが大切です。

リスク対応機能の有無

SNSやブログなどをマーケティングに活用している場合は、些細な投稿がきっかけで炎上する可能性がゼロではありません。万が一の事態に迅速に対応できるよう、リスク対応機能が備わったツールを選ぶとよいでしょう。

リスク対応機能とは、リスクのある投稿を検知した際に、アラートで通知される機能です。この機能により、炎上の可能性がある投稿をいち早く察知できるようになるため、炎上のリスクを早期に察知し、適切に対応できるようになります。

SNSアカウント運用機能の充実度

SNSの運用を検討している場合は、アカウント運用機能を搭載したツールがおすすめです。

SNSアカウントの運用に適したツールには、一般的なソーシャルリスニングツールの機能だけでなく、ソーシャルメディアの運用や管理を支援するための機能が備わっています。

複数のSNSアカウントへの予約投稿機能や承認フローの管理などの機能により、SNSを効率的に運用していくことが可能です。そのため、SNSを活用したマーケティングを行いたい場合に適しています。複数のSNSアカウントを運用する場合は、アカウントを一元管理できるツールを選ぶとよいでしょう。

ツールによっては、アカウントの作成から運営に至るまでサポートを受けられるものもあるため、初めてSNSを運用するという場合でも安心です。

海外言語への対応状況

海外市場もターゲットにしている場合、英語や中国語を含む海外の言語に対応しているかを確認することも大切です。海外言語に対応していないツールでは、海外の動向を追いきれない可能性が高いでしょう。

一方、海外言語に対応しているツールの場合、海外で主要なSNSやローカルメディアまで網羅している場合が多いです。海外の情報を収集する際に大きな差が生まれるため、グローバルな展開を視野に入れている企業は、海外言語に対応したツールを選ぶようにしましょう。

ただし、対応言語数はツールによってさまざまです。アジア圏の言語のみ対応しているツールもあるため、自社のターゲットに合った言語に対応しているかを必ず確認しましょう。

顧客データ(性別・年齢など)属性の取得可否

ソーシャルリスニングツールを選ぶ際は、顧客属性(性別や年齢など)を取得できるツールもおすすめです。

顧客属性によって投稿の内容は変わるため、属性ごとの傾向を分析することで、マーケティングの施策作りに役立てられます。顧客属性を正確に把握すれば、マーケティングや広告戦略の精度を高められます。

コミュニティの運営・管理機能や、ディスカッション機能を持つツールは、顧客との深い関わりを通じて、より詳細な顧客属性の取得に適しています。

【無料】おすすめのソーシャルリスニングツール5選

ソーシャルリスニングツールには有料のものと無料のものがあります。無料のツールは、機能面では有料ツールに及ばない場合が多いですが、無料ゆえに気軽に導入できる点が魅力です。今回は、おすすめの無料ソーシャルリスニングツールとして以下の5つのツールを紹介します。

  • Googleキーワードプランナー
  • Googleトレンド
  • Instagramインサイト
  • Xアナリティクス
  • Yahoo!リアルタイム検索

それぞれのツールの特徴について、詳しく見ていきましょう。

1.Googleキーワードプランナー

Googleキーワードプランナーは、Google広告のキーワードを選定する際によく使用されるツールです。

商品・サービスに関連するキーワードを入力すれば、そのキーワードと関連性の高い新たなキーワードを発見できます。特定のキーワードを選択すれば、選択したキーワードで見込まれるコンバージョン数やクリック数、表示回数の予測値を把握することも可能です。

また、Googleキーワードプランナーは、特定のキーワードが検索される頻度や検索された回数(検索ボリューム)も確認できるため、ソーシャルリスニングツールとして活用できます。

例として、自社名を入力すれば、どれくらいの人が自社に興味を持っているかの予測値を得ることが可能です。施策を実施する前後で検索ボリュームの推移を確認することで、簡易的な効果測定を行えます。

「分析情報ページ」を活用すれば、自社のビジネスに合わせてカスタマイズされたリアルタイムの市場動向や、今後の推移を確認できます。

Googleキーワードプランナー

2.Googleトレンド

Googleトレンドは、特定のキーワードの検索された回数の推移を確認できるツールです。Googleトレンドを開き、キーワードを入力して「調べる」をクリックすれば、検索ボリュームを時系列で表示できます。

対象期間は過去5年間から過去1時間まで設定できるほか、対象国を切り替えたり、直近の急上昇ワードを調べたりすることができます。

Google検索のデータのみを対象としていますが、Googleの検索エンジンシェア率が非常に高いため、最新のトレンドをすぐにチェックしたい場合に大いに役立つでしょう。「トレンド追跡機能」を活用すれば、国ごとの急上昇ワードを一覧表示できます。

Googleトレンドで得た結果は、顧客ニーズの把握やプロモーションの成果測定などに役立ちます。また、コンテンツを企画する際にトレンドを取り入れることで、アクセスの増加につながる企画のヒントになるでしょう。

登録したキーワードやトピックに関するトレンド情報をメールで受け取れるので、簡易的なアラート通知としても活用できます。

Googleトレンド

3.Instagramインサイト

Instagramインサイトは、Instagramの自社アカウントのフォロワー全体的な傾向や、コンテンツへの反応、リーチ数(コンテンツを見た人の数)などを確認できるツールです。

Instagramインサイト自体は無料のツールですが、利用するにはアカウントをプロアカウントに切り替える必要があります。

Instagramインサイトで確認できる具体的な項目は以下のとおりです。

  • コンテンツを見た人数(フォロワーとフォロワー以外の内訳)
  • インプレッション数(コンテンツを見られた数)
  • エンゲージメント数(「いいね」や「コメント」などの回数)
  • コンテンツタイプごとのリーチ数
  • プロフィールへのアクティビティ

Instagramインサイトは「アクティビティ」「コンテンツ」などのタブに分かれており、アクティビティタブではフォロワーの行動、コンテンツでは実際の投稿にどのぐらいの興味を示されたかを確認できます。

これらの情報から、ユーザーが自社の投稿にどの程度興味・関心を持っているのかを確認・分析すれば、フォロワー数やエンゲージメント数をさらに増やせるでしょう。

Instagramインサイト

4.X(旧Twitter)アナリティクス

Xアナリティクスは、自社のアカウント運営の成果や、自社の投稿に対する「いいね数」や「フォロワー数の増減」などを確認・分析できるツールです。

具体的には、以下のような項目を確認できます。

  • ポストした回数
  • インプレッション数
  • エンゲージメント数
  • プロフィールへのアクセス数
  • フォロワー数の増減
  • 最もインプレッション数が多かった投稿

インプレッション数やエンゲージメント数などの投稿に対するアクティビティデータは、日付範囲を変更して、CSV形式でエクスポートできます。

また、これらの情報は、自社の商品・サービスがどのように受け取られているか、炎上の兆候がないかなどを把握可能なため、マーケティングに活用できます。

例えば、自社が想定するターゲット層と投稿に反応したユーザー層が異なっていた場合、投稿内容や商品設計に改善の余地があることを把握できます。

インプレッション数やエンゲージメント数は、アカウントや投稿の広告効果を評価する重要な指標となるため、自社でXを運営している場合は積極的に活用しましょう。

Xアナリティクス

5.Yahoo!リアルタイム検索

Yahoo!リアルタイム検索は、X・Facebook・InstagramといったSNSの投稿を検索できるツールです。文字だけでなく、画像や動画の投稿も検索できます。

すべての投稿を検索できるわけではなく、Xなら非公開になっていない日本語の投稿、Facebookなら公開設定のテキスト、Instagramなら人気アカウントからの投稿のみ検索可能です。

また、これらのSNSからモニタリングしたいSNSを選択できるため、特定のSNSへの投稿のみを検索することもできます。

Yahoo!リアルタイム検索の特徴的な機能として、「感情分析機能」があります。この機能を活用すると、検索した投稿がポジティブな内容なのか、ネガティブな内容なのかを感情の割合として表示できます。

この機能によって、自社の投稿がユーザーからどのように評価されているか確認可能です。

ユーザーによく検索されているキーワードは、「急上昇ワード」や「トレンド」として表示されているため、リアルタイムのトレンドを把握したい場合にも便利です。

Yahoo!リアルタイム検索

【有料】おすすめのソーシャルリスニングツール20選

有料のソーシャルリスニングツールは、以下に挙げるものがおすすめです。

  • 見える化エンジン
  • モニタリングDX
  • Brandwatch
  • Buzz Finder
  • BuzzSpreader Powered by クチコミ@係長
  • Boom Research
  • Dockpit
  • HootSuite
  • Insight Intelligence Q
  • Sprinklr
  • Meltwater
  • moribus
  • NetBase Japan: Quid
  • Quid Monitor
  • Salesforce Marketing Cloud
  • Social Insight
  • Statusbrew
  • Talkwalker
  • Tofu Analytics
  • Zanroo Japan

無料のツールは対象媒体が限定されている場合がほとんどですが、有料ツールはさまざまなソーシャルメディアからデータを収集できます。無料トライアルや機能が制限された無料版が用意されているツールも多いです。

ここからは、それぞれのツールの特徴について詳しく解説します。

1.見える化エンジン

見える化エンジンは、テキストマイニングに適した機能を多く備えたソーシャルリスニングツールです。アンケートや問い合わせ、X・Instagramの投稿などのテキストデータを一元化し、グラフやマップなどでわかりやすく可視化できます。

グループごとの特徴比較や感情・ニーズ発見機能、会話分析など40種類以上の分析機能が備わっており、定性・定量の両面から顧客体験の可視化や分析が可能です。

UIがわかりやすくテンプレートも豊富なため、担当者のスキルに依存することなく高度な分析を実現できるでしょう。「社内共有オプション」や「ソーシャルメディア拡張」などのオプション機能を活用すれば、より効率的な分析が可能です。

また、FAQ・サポートデスクや専任コンサルタントなど、サポート体制も充実しています。特に専任コンサルタントは、ツールの活用推進に向けて伴走してくれるだけでなく、操作トレーニングも実施してくれるため活用することをおすすめします。

無料の体験デモがあるため、まずは体験デモで使用感を確認してみることをおすすめします。

サービスサイト:見える化エンジン

2.モニタリングDX

モニタリングDXは、高性能AIを搭載したモニタリングツールです。高性能AIの活用により、SNS投稿や口コミの分析にかかる手間を大幅に削減。対象媒体は、X)、国内主要ブログ、掲示板、ニュースサイトなど全87媒体です。(2021年5月時点)

従来のツールは判定精度が不十分で、データを収集しても人間による精査が必要な場合が多かったが、モニタリングDXは96.1%以上の圧倒的な判定精度を誇るため、人間による追加精査はほぼ不要となっています。

また、モニタリングDXには「投稿自動カテゴリー機能」が搭載されており、この機能を活用すれば、投稿がネガティブかポジティブか判定するだけでなく、どのような話題・内容なのかも自動でカテゴリー分けできます。

月額費用は税込93,500円~となっており、利用キーワード数や対応内容によって異なります。導入に際して手間はかからず、契約締結から最短2営業日で利用可能です。

サービスサイト:モニタリングDX

3.Brandwatch

Brandwatchは、SNSやニュースサイト、ブログなど1億サイト以上のデータベースから、リアルタイムにデータを収集・分析できるソーシャルリスニングツールです。

XやInstagram、Facebookなどと、公式パートナー契約を結んでいます。マーケットのリサーチから分析や情報共有、意思決定など、マーケティングで必要なリサーチができます。

Brandwatchは、細かなフィルタリングと強力な検索機能によって、1.4兆件以上のリアルタイムデータをスピーディに活用できます。

データ分析の際はスマートAIや強力な探索ツールを活用するため、ビジネスインサイトを瞬時に発見し、そのインサイトをスムーズにアクションへつなげることが可能です。

問い合わせはWebベースで常時受け付けており、詳細なマニュアルも用意されているなど、サポート体制も充実しています。カスタマーサクセス担当者による運用・活用に関する支援を受けることも可能です。

サービスサイト:Brandwatch

4.Buzz Finder

Buzz Finderは、国内初のX全量データ分析ツールです。10年以上の実績があり、X公式全量の投稿をほぼリアルタイムで収集し、瞬時に分析・通知できます。

複数のメディア投稿や過去投稿を分析することで、ネットでの炎上対策やVOC(ユーザーの声)を活用した分析・改善を効率的に行うことも可能です。Xだけでなく、ニュースや掲示板、Facebook、Instagramなどの収集・分析にも対応しています。

「ツイート急増検知」や「アラートメール送信」は、Buzz Finderの特徴的な機能です。風評被害や炎上などで投稿数が急増した場合に、独自の技術で該当の投稿を検出し、アラートメールで通知されます。該当する投稿の本文は一覧化して画面表示やCSV出力できるため、正確かつ迅速な状況分析・対策が可能です。

また、「ソーシャルリスニングセンター」と呼ばれる有人サービスを活用すれば、専門コンサルタントによる助言・レポートや、VOCのフィルタリングなどのサポートを受けられます。

月額費用は税込88,000円~となっており、ソーシャルリスニングセンターを活用する場合は、要件に応じた個別の見積もりが必要です。

サービスサイト:Buzz Finder

5.BuzzSpreader Powered by クチコミ@係長

BuzzSpreader Powered by クチコミ@係長は、キーワードを入力するだけで簡単に口コミ分析ができるソーシャルリスニングツールです。

多彩な機能と使いやすさから多くの企業に選ばれており、国内最大級のデータ量を保有しているため、事業会社や広告代理店など、どのような業種でも活用できます。

このツールの基本となる機能は、「口コミ数の推移確認」です。ポジティブな口コミの推移を確認するとともに、その口コミがWebメディアやブログなどにどのように波及したかを確認できます。

また、「成分マップ機能」によって、キーワードの関連語をわかりやすく可視化することが可能です。どのような人が口コミを投稿したのか、年代別や地域別で絞り込んで比較することもできます。10キーワードを同時に検索・分析できるため、分析に要する時間も短いです。

料金は初期費用が税込110,000円~、月額費用が税込154,000円~となっています。導入の手続きは簡潔で、申込書を提出すれば最短で翌日に導入可能です。

サービスサイト:BuzzSpreader Powered by クチコミ@係長

6.Boom Research

Boom Researchは、Xやブログなどのソーシャルメディアの口コミを即座に分析できるソーシャルリスニングツールです。

分析メニューは80種類以上あり、過去3年2か月間の口コミデータを自由に調べられるため、季節ごとのトレンドや過去施策の効果を把握すれば、今後の市場調査や効果測定、リスク対策にも役立てられます。

UIはシンプルでわかりやすいため、初めて利用する場合でも簡単に使いこなせるでしょう。調べたいキーワードを入力し、対象メディアや期間を選択すればすぐに口コミを分析できます。さまざまな項目からなる分析結果は、約7秒で瞬時にアウトプットすることが可能です。

サポート体制も充実しており、SNSを熟知した専属スタッフによる手厚いサポートを受けられます。Boom Researchは複数のプランがあり、初期費用は税込110,000円で固定ですが、月額費用はプランにより異なります。

最も安価な「基本プラン」の場合、6か月契約なら税込198,000円、年間契約なら税込168,300円です。1週間の無料トライアルがあるため、導入前にまずは使用感を確認してみるとよいでしょう。

サービスサイト:Boom Research

7.Dockpit

Dockpitは、誰でも短時間でデジタルマーケティングが可能になるリサーチエンジンです。国内ユーザーの膨大なWeb行動ログデータをもとにして、市場調査やユーザー理解を行えます。

Dockpitを活用すれば、競合サイトのパフォーマンスを確認することが可能です。URLを入力するだけで、自社サイトだけでなく競合サイトのアクセス状況や集客構造なども確認できます。

これらのデータは、ユーザーの属性情報を含めたうえで詳細な分析が可能です。分析はディレクトリ/ページ単位で行えるため、サイト全体はもちろんのこと、特定のページ同士でも比較できます。

また、「業界分析」機能を活用すれば、指定した業界全体のユーザー数やサイト規模、シェアなどを確認可能です。これらの情報から業界全体の動向を把握すれば、より効果的なプランニングが可能となるでしょう。

月額料金の詳細は問い合わせが必要で、メールアドレスで仮登録すれば最低限の機能が備わった無料版を利用できます。

サービスサイト:Dockpit

8.HootSuite

HootSuiteとは、XやFacebookなどのソーシャルメディアを一元管理できる、ソーシャルメディア管理システムです。複数のソーシャルメディアをダッシュボードに並べてモニタリングしたり、投稿したりすることができます。

HootSuiteは、「ストリーム」や「パブリッシャー」など、SNSの管理に役立つさまざまな機能が豊富です。ストリーム機能を活用すると、HootSuiteと連携済みのSNSアカウントが投降した内容や反応を、リアルタイムで確認できます。

パブリッシャー機能は、投稿をスケジュール設定でき、事前に設定しておけば、投稿忘れの心配はありません。

また、SNSの管理だけでなくSNSの動向を調査できる機能も備わっています。フォロワーの動向やエンゲージメントの傾向をつかめるため、SNS運営の方向性を検討する際に役立つでしょう。

HootSuiteには複数のプランがあり、最も安価な「Professionalプラン」は月額5,500円(税込)です。使える機能や連携アカウント数が制限されている無料版も用意されています。

サービスサイト:HootSuite

9.Insight Intelligence Q

Insight Intelligence Qは、話題のツイート分析に加えて、プロ―モーションの反響分析やユーザー分析が可能なソーシャルリスニングツールです。

競合比較機能も搭載されているため、ユーザーインサイトの調査で大いに役立ちます。最大4キーワードを同時に検索でき、検索回数や検索条件保存数はほぼ無制限です。

話題のツイート分析機能では、いつどのような内容が話題になったかを俯瞰的に把握できます。マウスのポインターをグラフに合わせたり、グラフをクリックしたりすれば、その日の特徴的な話題や主な投稿、ニュースなどを確認可能です。

ユーザー分析では、特定のトピックについて話題にしているユーザーの性別や年代構成を確認できます。トピックについて、影響力のあるユーザーの把握も可能です。

Insight Intelligence Qは、12か月単位の「年間契約プラン」と、1か月単位の「スポット契約プラン」があります。どちらのプランも料金の詳細は問い合わせが必要です。2週間の無料トライアルがあるため、導入前にまずは使用感を確認してみるとよいでしょう。

サービスサイト:Insight Intelligence Q

10.Sprinklr

Sprinklrは、AIが標準搭載された統合プラットフォームです。SNSやライブチャット、メールなど30以上のチャネルを統合し、一元管理できます。

チャネルの統合によって部署間の情報共有もスムーズになるため、分析結果をはじめ、さまざまな情報を部署間でリアルタイムに把握可能です。

Sprinklrの主な特徴の一つが「リアルタイム分析」。お客様や競合他社のインサイトを収集し、それらをもとにリアルタイムで分析を行えます。

自社商品・サービスに関する情報を収集し、炎上につながる投稿を検知できる自動モニタリング機能や、機密性の高いコンテンツの制限など、ブランドの評判を保護する機能が搭載されているのも大きな特徴です。

Sprinklrは要件に合わせてカスタマイズされるため、詳細な価格については営業担当者に問い合わせる必要があります。30日間の無料トライアルがあるため、無料トライアルで使用感を確認するのもよいでしょう。

サービスサイト:Sprinklr

11.Meltwater

Meltwaterは、オンライン上の投稿を把握し、インフルエンサーとの関係構築や、オンラインコミュニティ管理までできるソーシャルリスニングツールです。

AIを搭載しており、ソーシャルメディアやオンラインニュースの情報を、リアルタイムでモニタリングできます。XやFacebook、Instagramなどに対応しており、テレビやラジオなどの情報も収集可能です。情報収集やレポート作成などの作業を自動化することで、業務の効率化も図れます。

競合他社の情報や業界情報などを幅広くモニタリングできるため、自社ブランドの影響力を計測したい場合や、消費者のリアルタイムの声を聞きたい場合などにおすすめです。UIは直感的で使いやすいため、初心者にもおすすめできるツールといえるでしょう。

Meltwaterには、「Essentials」や「Advanced」など4つのプランがあります。プランごとに月額料金が異なり、詳細な料金が知りたい場合は問い合わせが必要です。

サービスサイト:Meltwater

12.moribus

moribusは、Instagramに特化した運用ナビゲーションツールです。3,000社以上の企業アカウントのビッグデータをもとに、AIが自動でアカウントの課題を発見して解決策を導き出してくれます。自社に関連のある投稿やコメントを管理すれば、投稿の効果測定も可能です。

moribusは、業界ごとの人気投稿を一覧表示できます。人気投稿の内容や使用しているハッシュタグ、キャプションなどを参考にすれば、自社ターゲットの興味を引けるような投稿が可能となるでしょう。

また、全体の推移やエンゲージ数、リーチ数などを確認できる分析レポートは、ExcelやPowerPoint形式でダウンロードできます。レポート内容は大手代理店が監修しているため、業務改善・効率化につながるリッチなレポーティングが可能です。

売上の最大化や運用工数の大幅な削減が期待できるので、Instagramを運用するなら特におすすめできるツール。料金は非公開のため、詳細な料金が知りたい場合は問い合わせが必要です。

サービスサイト:moribus

13.NetBase Japan: Quid

NetBase Japan: Quidは、NetBase Japan株式会社が提供する、AIを活用したソーシャルリスニングツールです。高度なAIによって、膨大なソーシャルメディアデータをリアルタイムで分析ができます。

分析は自動で行われ、最適なデータ抽出のキーワードをアシストする「AI Search」や、膨大なデータを解読し、瞬時に主要インサイトを抽出する「AI Summary」など機能が豊富です。

NetBase Japan: Quidは、日本語や英語など49か国の言語に対応しています。XやInstagramなど主要なSNSのデータはもちろんのこと、各国の主なローカルデータを収集することも可能です。他言語に対応しているため、現地のトレンド分析や国による比較分析なども行えます。

分析機能が豊富なため、収集したデータをさまざまな切り口から分析可能です。フィルター機能を利用しデータの深掘りを行えば、より深いインサイトを発見できるでしょう。分析結果をまとめたレポートは、レポーティング機能でメンバーに共有できます。

料金は非公開のため、詳細な料金が知りたい場合は問い合わせが必要です。

サービスサイト:NetBase Japan: Quid

14.Quid Monitor

Quid Monitorは、TDSE株式会社が提供するソーシャルリスニングツール。独自開発の言語解析アルゴリズムが搭載されており、膨大なソーシャルメディアデータをリアルタイムに、さまざまな切り口で分析できます。

XやInstagramなどの主要SNSだけでなく、ブログやニュース、掲示板にも対応しており、SNS・クチコミのデータをキーワード入力で51か月前まで遡って分析可能です。

「ポジネガ分析」や「位置情報分析」などさまざまな分析機能が備わっており、1か月分のデータであれば数秒ほどでデータを収集・分析できます。TableauやDatorramaなどのBIツールとの連携も可能に。

ツール導入後は、無料かつ回数無制限でサポートを受けられます。各種マニュアルも豊富なので、ソーシャルリスニングツールを導入したことがない場合でも、安心して導入できるでしょう。定例会やコンサルティングも定期的に実施されています。

料金は非公開のため、詳細な料金が知りたい場合は問い合わせが必要です。専用フォームから無料デモを申し込めるので、事前に使用感を確認してみるのもよいでしょう。

サービスサイト:Quid Monitor

15.Salesforce Marketing Cloud

Salesforce Marketing Cloudは、CDPサービスやBIサービスなどで構成されたマーケティングプラットフォームです。

顧客データと行動データから、顧客に合わせた最適なコミュニケーションを生み出せます。AIを活用しているため、これまで人が行っていたファイルの入出力やマーケティングキャンペーンなどを自動化可能です。

「Marketing Cloud Connect」と呼ばれるコネクタ機能を活用すれば、Salesforce社の他の製品(Sales CloudやService Cloud)と連携できます。これらの製品と連携すれば、Eメールの一括送信やデータの同期、カスタマージャーニーに基づいたシナリオ施策の実行などが可能です。

機能が豊富なため使いこなすには深い知識や一定の人員が必要ですが、うまく活用できればマーケティングのパフォーマンスを最大化につながるでしょう。

料金は、サービスごとに金額が異なります。例えば、CRMやマーケティングで活用される場合が多い「Marketing Cloud Engagement」なら、月額165,000円(税込)~です。30日間の無料トライアルや、ツールの操作と解説を交えた無料のデモ動画もあります。

サービスサイト:Salesforce Marketing Cloud

16.Social Insight

Social Insightは、XやInstagram、Facebookなど、さまざまなSNSに対応したソーシャルリスニングツールです。

キャンペーンの自動実施や予約投稿、アカウントの一括管理など、SNSにおける業務を効率化して分析・運用できます。リプライや要望を自動取得して素早くコメントができることや、特定のワードを発言したユーザーへのアクティブサポートも実現可能です。

Social Insightには、SNSアカウントを一括比較する機能があります。さまざまなSNSの4,300万以上のアカウントデータを蓄積しているため、自社と競合アカウントを比較して、ファンの増減や投稿分析、ファン属性分析などが可能です。当選者を自動抽出する機能や、インフルエンサーを調査する機能も備わっています。

「クチコミ分析機能」を活用すれば、特定のキーワードについての口コミを素早く分析可能です。キーワードをどのようなユーザーが発言しているのか、どのような内容で話題になったのかを確認できます。発言が急増した際にはアラートメールが送信されるため、いち早く炎上に気づくことも可能です。

Social Insightは「ビジネス版」と「エンタープライズ版」があります。しかし、どちらのプランも料金は公開されていないため、問い合わせが必要です。

サービスサイト:Social Insight

17.Statusbrew

Statusbrewは、世界各国のソーシャルメディアを管理できるソーシャルリスニングツールです。XやInstagram、TikTokなど、12種類以上のソーシャルメディアを一元管理できます。投稿機能を活用して、予約投稿を行ったり、投稿の効果や投稿習慣などの分析を行ったりすることが可能です。特定のキーワードを含む投稿を自動で収集する機能も備わっています。

エンゲージ機能を活用すると、ソーシャルメディアでカスタマーサポートを行うことが可能です。具体的には、各SNSに寄せられたコメントやDMなどを一元化したり、コメントに対する返信をテンプレート化したりすることができます。

店舗別・事業別・チャネル別のようにグループ分けができるため、複数のSNSで複数のアカウントを効率的に運用したい場合におすすめです。

Statusbrewには複数のプランがあり、ユーザー数や利用できる機能に違いがあります。料金は、月払いの場合、「Standardプラン」は月額19,750円(税込)、「Premiumプラン」は月額44,750円(税込)です。法人向けの「Enterpriseプラン」もありますが、こちらはカスタムプランにつき、機能、料金とともに要相談となっています。

サービスサイト:Statusbrew

18.Talkwalker

Talkwalkerは、2,500以上のブランドに選ばれているソーシャルリスニングツールです。30以上のSNS、1億5,000万以上のWebサイトなどから、精選されたデータを収集できます。

Talkwalker社独自のWebクローラーを使用し、データソースをカスタマイズすることも可能です。カスタマイズによって企業ニーズに合った情報を取得できるようになるため、データ収集の工数と時間が大きく削減されるでしょう。

また、Talkwalkerは「Blue Silk™ GPT」と呼ばれる最先端AIを搭載しています。消費者インテリジェンスの目的に沿って構築されており、膨大な消費者データを高速かつ正確に分析可能です。さまざまな言語に対応しているため、海外展開を視野に入れている企業におすすめです。

Talkwalkerは複数のプランがあり、最も人気があるのは大企業向けの「Buisinessパケージ」です。プランごとに利用できる機能は異なりますが、いずれのプランもユーザー数は無制限となっています。なお、料金は公開されていないため問い合わせが必要です。

サービスサイト:Talkwalker

19.Tofu Analytics

Tofu Analyticsは、XやInstagram、TikTokなどの主要SNSを対象に、膨大な数のSNSアカウントをモニタリング・管理できるSNS分析ツールです。

独自の分析技術が活用されており、フォロワー情報や頻出ワード、投稿内容の感情などをAIが分析してくれます。競合比較分析やマイクロインフルエンサー分析、炎上防止・リスク分析なども可能です。

最適な候補者のSNSアカウントをAIで抽出すれば、新卒や中途採用候補者のリストアップにも役立てられます。

「インフルエンサーマーケティング支援機能」を活用すれば、自社に適したインフルエンサーの選定が可能です。フォロワー数だけでなく、拡散力や支持率、ブランドとの相性なども考慮されたうえで選定が行われます。

Tofu Analyticsはコストパフォーマンスに優れており、初期費用無料、契約期間の縛りなしで月額11,000円(税込)から利用可能です。

高性能なツールながら、必要な機能のみをカスタマイズできるため、安価な料金体系を実現できています。コスト面がネックとなり、ツールの導入を見送ってきた企業にもおすすめできるツールといえるでしょう。

サービスサイト:Tofu Analytics

20.Zanroo Japan

Zanroo Japanは、タイで開発されたグローバルなソーシャルリスニングツールです。東南アジアを中心に展開しており、多くの企業に信頼されています。

タイや日本、マレーシアなどASEAN諸国の全言語に対応しているため、海外進出を視野に入れている企業や、海外マーケティングを強化したい企業におすすめです。

主要なSNSはもちろんのこと、ローカルメディアまで網羅しているので、日本以外の国の市場においても、リアルタイムで膨大な情報を収集・分析できます。UIは直感的で使いやすく、分析したデータは国別・地域別で比較可能です。

Zanroo Japanはサポート体制が充実しており、24時間体制のサポートはもちろんのこと、メール・LINEでのアラート通知機能も搭載されています。ISO27001の国際認可を取得しているため、セキュリティ対策も万全です。

Zanrooのスタッフがレポート作成をサポートしてくれる、「プロフェッショナルサービス」というサービスもあるため、導入を検討してみてもよいでしょう。料金は公開されていないため、詳細な料金を確認するには問い合わせが必要です。

サービスサイト:Zanroo Japan

良質な意見を収集・分析するならcoorumもおすすめ

お客様からの良質な意見を収集、分析をするなら、ロイヤル顧客プラットフォーム「coorum」(コーラム)の導入もおすすめです。

coorumは、コミュニティサイトを活用して、自社のお客様やファン、ロイヤル顧客からインサイト・VOCを収集・分析できるため、マーケティング施策の成功確度を高められます。

「ユーザータイプバランス分析」や「RHM(リレーションヒートマップ)分析」など、コミュニティに関する分析機能も豊富です。

良質な意見を収集・分析し、個々のお客様への理解を深めてマーケティングに活用していけば、LTVの向上や段階に応じたロイヤル顧客の育成を実現できます。

コミュニティはノーコードで開設・運用でき、UI/UXの自由度も高いことが特徴です。

自社のお客様IDとコミュニティデータを連携すれば、ロイヤル顧客の行動特性を顧客単位で分析できます。

コミュニティの解説・運用から分析に至るまで、コンサルタントによる丁寧なサポートを受けられるため、コミュニティを初めて開設する場合でも安心して利用できるでしょう。

CX向上!お客様との継続的な関係性を構築
コミュニティを活用してお客様との双方向なコミュニケーションを実現。顧客体験向上からファンやロイヤル顧客を増やす方法が知りたい方はこちら。
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ファンコミュニティの成功事例11選

自社にあったツールでマーケティングを成功に導こう

ソーシャルリスニングツールとは、ソーシャルメディア(SNSやブログ、掲示板など)の情報を収集・分析するためのツールです。

ソーシャルリスニングツールを導入すれば、消費者のリアルな声の収集や、競合・市場の調査などができます。ツールの機能次第では、自社に適したインフルエンサーを見つけやすくなったり、炎上対策に役立ったりする効果も期待できるでしょう。

ソーシャルリスニングツールはさまざまな種類があり、それぞれ強みが異なるため、導入する際は目的に対応するポイントを踏まえたうえでツールを選ぶべきです。具体的には、ソーシャルメディアへの対応状況やどのような機能が搭載されているか、などを確認しましょう。

どのツールを導入するべきか迷っている場合は、今回紹介したツールを参考に、自社に適したものを選んでみてください。

cxin

株式会社Asobica cxin編集部。
コミュニティやファンマーケティングに関するノウハウから、コミュニティの第一人者へのインタビュー記事などを発信。

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