コミュニティメンバーが語るブランドへの想いとは?愛着度100%からさらにブランドへの愛が深まる共創ストーリー

「ママと子どもの毎日のバスタイムを楽しみな時間にする」を実現する「mä&më Latte(マー&ミー ラッテ)」のファンコミュニティ「mä & më time」を運営するクラシエ株式会社。
今回は「mä & më time」のスターティングメンバーで、「あのねおふろ」という言葉の生みの親であるmoppy様、そしてクラシエ株式会社の綿引様と駒村様に話を伺いました。

クラシエ株式会社
左:ヘアケアマーケティング部 課長 綿引志帆氏
右:宣伝・販促部 係長 駒村友紀氏

コミュニティメンバー
中央:栗城智子氏(ユーザー名:moppy)

コミュニティメンバーとして、自分が大好き商品にもっと深く携わってみたい

──moppy様がコミュニティを知ったきっかけや、参加しようと思ったきっかけを教えてください。

moppy様:Instagramでのコミュニティメンバー募集の投稿を見て、コミュニティの存在を知りました。私は元々「mä&më Latte」の大ファンで、親子で使えるというコンセプトだけでなく、インテリア性も色味もとにかく大好きだったため、以前よりInstagramのアカウントをフォローしていました。

コミュニティメンバーが募集されているのを知り、自分も深く商品に関わってみたいと思うようになりました。そこで「mä&më Latte」への愛をひたすらアピールした結果、コミュニティメンバーに選んでいただきました。Instagramの世界ではインフルエンサーのような方が選ばれると思っていたので、まさか自分が選ばれるとは思っていませんでしたね。

──コミュニティに参加できることが決まったときは嬉しかったですか?

moppy様:とても嬉しかったですね。最初はコミュニティでどういうことをするのか、あまり良く分かっていなかったのですが、「mä&më Latte」のことが好きなメンバーとさまざまなトピックについてお話できるのはきっと楽しいのではないかという期待がありました。

──コミュニティではどのような交流を楽しんでいらっしゃいますか?

moppy様:コミュニティメンバーの皆さんは「mä&më Latte」が大好きな人ばかりなので、それぞれのエピソードに共感しながら交流をさせてもらっています。どうしてもInstagramやXなどはプロモーション色が強くなってしまう傾向があると思うのですが、コミュニティは純粋に「mä&më Latte」が好きな人と意見交換ができるので、すごく楽しいですね。

実は先月にコミュニティ内で入浴剤を開発するためのスレッドを立ち上げたのですが、コミュニティメンバー同士でとても盛り上がりましたね。コミュニティに「mä&më Latte」が好きな人がたくさんいるおかげで、「mä&më Latte」らしい商品のアイデアが出てきているのだと感じています。同じ価値観を持っている人たちで盛り上がれるのは本当に面白いです。

──クラシエのお二人は、コミュニティでのお客様との交流について、どのようにお感じになりましたか?

綿引様:最初にオンラインでミーティングを実施したのですが、我々が想像している以上に「mä&më Latte」のことを愛してくださっている方ばかりでした。今まで商品を愛用してくださるお客様と直接交流する機会はほとんどなかったので、それが実現できるというのはすごく嬉しいことでした。

駒村様:画面越しにお客様の熱量を強く感じましたし、実際に「mä&më Latte」を日常的にご使用いただいているからこそ出てくる言葉がたくさんあると思いました。

──moppy様がモチベーションが高い状態でコミュニティに参加し続けられている理由を教えてください。

moppy様:少しネガティブな印象になってしまうかもしれませんが、コミュニティのスターティングメンバーに選ばれたからにはしっかり活動しなければという責任感のようなものは正直あります。ただ、開発に携わっている社員のお二方とお話しできるのは、1人の「mä&më Latte」ファンとして大変嬉しくて貴重な機会だと感じています。私は普段は管理栄養士としてライター業をしているので、自分がコミュニティで発信したものに対して反応をもらえたり、共感してもらえたりすることがとても嬉しいです。そのような部分もモチベーションになっていると感じています。

「あのねおふろ」という言葉に込められた想いとは

mä & më Latte ブランドサイト

https://www.kracie.co.jp/ma-me-latte/anone-ofuro/

──本当に素敵なお話をありがとうございます。続いて「あのねおふろ」という言葉にはどのような想いを込めましたか?

moppy様:娘が話し出すときには決まって、枕詞に「あのねあのね」という言葉を付けることに気づき、それが面白いなと思ったのがきっかけでした。また、お風呂の温かさや親子のコミュニケーションという優しい空間が「あのね」という言葉にマッチするのではないかと思いました。我ながら良いアイデアだなと自画自賛したのを覚えています。

ただ、「あのねおふろ」という言葉を聞いて、毎日子どもの話をしっかり聞きましょうというメッセージだと捉えてしまう方もいらっしゃるのではないかと考えています。「あのねおふろ」を思いついた私自身について、この言葉をご覧になった方は「いつも余裕があって優しいママなんだろうな」と思われるかもしれないのですが、全然そんなことはありません。毎日がバタバタで、お風呂で子どもの話をゆっくり聞けない日もたくさんあります。

そんなときに「あのねおふろ」という言葉を見て、「子どもと一緒にお風呂に入れるのは今だけだよな」と時々立ち止まって考えていただけたらという想いがあります。育児本のようにこうした方がいいということを伝えたいのではなくて、ちょっと心の片隅に留めていただけるような言葉になれば嬉しいなと感じています。

綿引様:ものすごく分かります。私にも子どもがおり、子育てをしていると「早く早く」と一生分言っているような気がしてしまうほど、バタバタしていることが多いです。実際にゆっくりお風呂に入れるのは本当にたまにで、理想と現実にはギャップがあります。ただ、moppy様の言う通り、「あのねあのね」と言って話をしてくれるのは今だけだとも思います。

──「あのねおふろ」という言葉にはそのような想いも込められていたんですね。実際に「あのねおふろ」というワードがプロモーションに使われると聞いたときには驚かれたのではないですか?

moppy様:書いたことを忘れてしまったようなタイミングでご連絡をいただいたのですが、とても驚きました。ただ、驚きと同時に嬉しさもありましたね。とにかく娘にだけは早く伝えなきゃと思い、娘に話してみるとすごく喜んでもらえたのを覚えています。

──moppy様は、今までに自分が好きなブランドの企業の商品開発やプロモーションに関わったご経験はありますか?

moppy様:そのような経験はまったくないですね。ただ、私は新卒で食品メーカーに入社し、開発に携わっていたことがあるので、そういう点では商品開発を少し経験したことがあります。その一方で、消費者として自分が好きな商品に携わるのは初めての経験でしたし、クラシエさんのような大手メーカーの開発の方と直接関われるというのは特別感がありましたね。

コミュニティの中の「気づき」がお客様との共創につながる

──クラシエのお二人は従来からお客様との共創を目指していらっしゃいましたが、実際にやってみてどのように感じましたか?

綿引様:商品を開発する立場として常にユーザー目線で物事を考えるようにはしていますが、実際にコミュニティのお客様から生の声が聞けるのはすごくありがたいことだと感じています。コミュニティを通してお客様とブランドを共創する意義はとても大きいと思いますね。

駒村様:お客様と共創して商品の開発を進めていきたいと思っていましたが、どうやってコミュニティを活用していけばいいのかという具体的なイメージができない状態で立ち上げたというのが正直なところです。コミュニティを運営していくなかで、コミュニティのお客様とのコミュニケーションをとるから得られる気づきが共創することにつながると感じるようになりました。ブランド側が一方的にお客様に押し付けるのではなく、一緒に世界観を共有して商品を作っていくことが共創であると感じています。子どもが「あのね」と言って話してくれることも、一緒にお風呂に入れるのも今だけです。その大事さに立ち止まって気づける存在に「mä&më Latte」がなってくれると嬉しいですね。

──ブランド側にとって、お客様の声はどのような場面で力になるとお考えですか?

綿引様:我々が開発した商品のことを好きだと言ってくれる人がいるというのは、ブランドを成長させていく上で大きな原動力になると考えています。また、社内で提案するときには、お客様の声を活用することで説得力が大幅に増します。開発側の目線では気づけないことをお客様から気づかせてもらうこともあるので、そういう点でも新しい商品開発に繋げていけると感じています。

駒村様:コミュニティを通してお客様の声を聞くことは多くの気づきを与えてくれます。ブランド側として自分たちの商品をお客様に一生懸命オススメするのですが、「この商品の良いところはそこじゃないよ」とか「この商品は実はこういう所がすごく良い所だよ」とか、さまざまな場面で気づかせてもらっていますね。

また綿引も言っていましたが、自分たちの商品を好きだと言ってくれる方が1人でもいてくれることは大きな励みになりますし、その方々にもっと喜んでもらおうと思えるのでモチベーションにも繋がっています。顔が見える関係というのはものすごく大きな力になっていると感じますね。

愛着度100%の状態から、さらにブランドへの愛が深まっていった

──クラシエのお二人がファンの皆様の声が力になっているとおっしゃっていますが、moppy様はどのようにお感じになりますか?

moppy様:そう言っていただけるのは一人のコミュニティメンバーとして非常に嬉しいですね。いつもオンラインミーティングで商品のことを話すと、お二人はとても前のめりになられるのが画面越しでも見えて、いつも商品のことを大事に思われているんだなと強く感じています。仕事に対する高いモチベーションを持っているのは素直に尊敬できる部分です。これからもコミュニティメンバーとして、積極的な発信を続けていきたいです。

──コミュニティに入ってから、ブランドに対する愛着の変化はありましたか?

moppy様:元々ブランドへの愛着度100%の状態でしたが、コミュニティに入ってからはもっとブランドのことが好きになりました。コミュニティの中でのコミュニケーションで多くの気づきが得られ、自分が購入していなかった商品のことも知るきっかけになっています。今後もコミュニティメンバーとして長くお付き合いができたら嬉しいです。

──ありがとうございました。

cxin

株式会社Asobica cxin編集部。
コミュニティやファンマーケティングに関するノウハウから、コミュニティの第一人者へのインタビュー記事などを発信。

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